「鎌倉殿の13人」で注目の金子大地、ロマンポルノ出演「面白そうだな」オファー即決
2022年9月17日 21:10
![「今は『届け』という思い」(松居大悟監督)](https://eiga.k-img.com/images/buzz/98842/391f240a7ee38917/640.jpg?1663415805)
日活ロマンポルノ50周年を記念したプロジェクト「ROMAN PORNO NOW」の第1弾作品「手」(R-18指定)の公開記念舞台挨拶が9月17日、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、松居大悟監督をはじめ、出演する福永朱梨、金子大地、大渕夏子が登壇した。
中年男性の写真を撮ることが趣味で、交際相手も年上ばかりの主人公・さわ子(福永)が、同年代の同僚・森(金子)との出会いをきっかけに、心境の変化を感じ始める。原作は山崎ナオコーラの小説。本作を皮切りに、「ROMAN PORNO NOW」プロジェクトとして、第2弾「愛してる!」(白石晃士監督)、第3弾「百合の雨音」(金子修介監督)の公開が控えている。
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松居監督はジャン=リュック・ゴダール監督の作品がモチーフになったTシャツを着て登壇し、「これまでにまったくなかった、全性別の人が楽しめる作品になればと意識した。(ロマンポルノを)見たことない人に見てもらえれば、すごくいいなと思う」と語り、「映画は皆さんの解釈で形が変わって、育っていく。宣伝費も全然なくて、地方にも行けませんが(笑)、一生懸命に作ったので、今は『届け』という思い」とアピールにも熱がこもった。
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オーディションで主演を勝ち取った福永は、「自分に近い感覚がある主人公なので、絶対に演じたいなと思った」と喜びを振り返り、「さわ子と森が、部屋で関係を持つシーンは、動きもセリフも多いし、カメリハで決まったことを順番にやっているだけの感覚になってしまった」と苦労も告白。「でも、金子くんがお芝居を引っ張ってくれたので、それに乗っかればいいんだと思えた」と感謝を伝えた。
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当の金子は「いやいや。脚本で読んださわ子が、目の前にそのままいる。『うわー、さわ子、良すぎんじゃん』という思いで、必死にやっていただけ」と謙そん。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源頼家を演じて注目を集める金子だが、「面白そうだなと。松居さんと仕事できるチャンスだし、即決でぜひと」とロマンポルノ出演に抵抗はなかったことを明かす。
松居監督とは「バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら」でもタッグを組んでおり、「すごくやりやすかったです。空気感を大切にしてくださり、さわ子との濃密な時間をそっと見守ってくれた」と全幅の信頼を寄せていた。
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![画像6](https://eiga.k-img.com/images/buzz/98842/8751e03627efaf32/640.jpg?1663415842)
さわ子の天真爛漫な妹・リカを演じた大渕は、この日が人生初の舞台挨拶となり、終始緊張した様子。舞台挨拶では、タイトルにちなんで、登壇者が手形をとる演出も行われた。
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