斎藤工&向井理「映画 イチケイのカラス」に参戦! 最年少防衛大臣&心優しい人権派弁護士に
2022年9月14日 05:00
斎藤工と向井理が、竹野内豊と黒木華が共演する「映画 イチケイのカラス」に出演することが決定。向井は最年少防衛大臣、斎藤は心優しい人権派弁護士を演じる。あわせて、特報(https://www.youtube.com/watch?v=jfDm_fEjM2s)とティザービジュアルもお披露目された。
講談社「モーニング」で連載された、浅見理都氏による同名コミックを原作に、2021年4月期にフジテレビ系列の月9枠で放送された連続ドラマ「イチケイのカラス」。舞台は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)。伝家の宝刀「職権発動」(刑事訴訟法128条「検証」に基づき、事実発見のために必要なときは、裁判所主体で検証を行うことができる)を駆使する自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお(竹野内)と、超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴(黒木)の活躍が描かれた。日本の民放連ドラ史上初となる、刑事裁判官が主人公という新しい切り口、真実をつかもうとひとつの事件を掘り下げることで見える切ない人間ドラマが視聴者の心を掴み、平均世帯視聴率12.6%という令和“月9”No.1の高視聴率を記録した。
映画版の舞台は、ドラマのラストから2年後。“イチケイ”を去ってから2年後、岡山・瀬戸内に異動になったみちおは、史上最年少防衛大臣にまつわる傷害事件を担当することに。事件の背景にあった、近海で起きたイージス艦と貨物船の衝突事故を調べていくが、航海内容は全て国家機密。みちおは「職権発動」が通用しない難敵に挑んでいく。一方、みちおとともに数々の事件を裁いてきた千鶴は、裁判官の他職経験制度のもと、みちおの隣町で弁護士として働いていた。町を支える地元大企業に関わる事件を担当するが、そこにはある疑惑が……。一見異なるふたつの事件には、衝撃の真実が隠されていた。
向井は、史上最年少のエリート防衛大臣・鵜城英二(うじょう・えいじ)を演じ、国家権力を盾に、みちおの最大の敵として立ちはだかる。不審点だらけの衝突事故についても、重大な秘密を握っている様子。斎藤は、日本中を飛び回る正義の弁護士・月本信吾(つきもと・しんご)役を務める。人々の悩みに寄り添う一方、ときには違法行為スレスレで証拠を集め、真実と正義を追求する強引な一面も。千鶴にとって、新しい世界を魅せる頼れる兄貴的存在でもあり、千鶴は次第に彼に惹かれていく。
予告編は、「職権を発動します!」というみちおの名ゼリフで幕を開ける。型破りなクセ者裁判官・みちおと、真面目すぎるエリート裁判官・千鶴の凸凹コンビが、国家権力に挑むさまが切り取られている。千鶴の新バディである月本や、みちおの捜査を阻む鵜城の姿も。感情をむき出しにするみちおと、なぜか涙する千鶴も映し出され、普段は見せないふたりの表情から、事件をめぐる秘密がすさまじいものであることを予感させる。
ティザービジュアルは、法服を着て木槌を持つ裁判官らしいみちおに、「今度は、国を怒らせちゃった?」という、いつも通りのマイペースな言葉が添えられている。弁護士として働く千鶴は、弁護士バッジをつけて一新した姿をお披露目。法廷を背景に、凛々しい佇まいの月本と鵜城も加わり、きらびやかな仕上がりとなった。ビジュアルは、9月16日から全国の映画館(一部劇場を除く)で順次掲出される。
「映画 イチケイのカラス」は、「コンフィデンスマンJP」シリーズの田中亮監督がメガホンをとり、映画「プラチナデータ」やドラマ「絶対零度」シリーズを手がける浜田秀哉が脚本を担当。ふたりはドラマ版に引き続き、タッグを組む。23年1月13日から全国公開。新キャスト、田中監督のコメントは、以下の通り。
新機軸で画期的なテレビシリーズをいち視聴者として愉しく拝見していたので、そんな魅惑の世界線の仲間に入れて頂く事は、光栄かつ身の引き締まる想いでした。私の演じた人権派弁護士・月本信吾の背負っているモノ、社会や地域との距離感、眼差しは、現代の司法の光と影の象徴とも言えると思います。そして、今や世界的な撮影監督である四宮秀俊さんが田中亮監督と共に切り撮る今回の劇場版イチケイのカラスは、法律で介入出来ない地方や中央のグレーな部分にメスを入れながらも、ドラマシリーズの持つ軽やかさ、ポップさが織りなす新たなリーガル作品になるのでは無いかと、いち映画ファン、いちイチケイファンとして完成を心待ちにしております。
オファーをいただいた時、数ある法廷ものの作品のなかでも今までと違う視点で描かれる作品という印象があったので、出演がすごく楽しみでした。連ドラからのチームに映画から参加し、初めましての方も多かったですが、その中でも違和感なく過ごせたのはチームの皆さんのおかげでした。今回演じた鵜城英二は、野心的な政治家の面もありつつ、ステレオタイプな政治家ではない部分もあったりといろんな要素がある役です。少ない登場シーンの中でどう人間性を出していくかが難しく、現場で監督とすり合わせていきました。僕も個人的に傍聴席に行ったことがありますが、法廷には本当に筋書きのない物語がたくさんあると思います。今作は法廷で生まれるドラマとしての面白さだけじゃなく、いろんな人たちの人間関係や張り巡らされた複雑な伏線が回収されていく爽快感がたくさんあると思いますので、ぜひ劇場で体感していただければと思います。
え? 出てくれるんですか? 斎藤工さんと……向井理さんが……? お二人とも? 願っていた通りのキャスティングが決まった瞬間、嬉しさと驚きのあまり目が点になってしまいました。この映画の最も重要なゲストである二役には当初からキャスティングのイメージが明確にありました。月本は人権派弁護士として汗をかく土臭さがありながら、坂間を翻弄する大人の魅力を持っている役なので斎藤工さんにしか演じられない。鵜城は史上最年少防衛大臣という特殊なキャラクターをリアルに感じさせるほどの芯の強さと知性を持ち合わせた方に演じていただきたいので、向井理さんしかいないとそれぞれ考えていました。最大の敵・鵜城とにらみ合うみちおの静かな怒り、新たなバディ・月本と見つめ合う坂間の穏やかな眼差し、今までのイチケイでは見せたことのない表情がそこにはあります。斎藤さんと向井さんの魅力に彩られて、激しくも温かい人間模様がスクリーンいっぱいに広がりました。是非楽しみにしていてください。
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