【D23】「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」完成間近! ジェームズ・キャメロン監督も手応え「目を見張るものばかり」
2022年9月11日 10:01
米アナハイム・コンベンション・センターで開催中のディズニーファンのためのイベント「D23 EXPO」で9月11日(日本時間)、「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」のプレゼンテーションが行われた。公開を控え、編集作業の真っただ中だというジェームズ・キャメロン監督はリモートでの参加となり、「とても順調だ。どのビジュアルエフェクトも目を見張るものばかり。5年間に及んだ製作も終わりを迎えようとしている」と報告。「待った価値があったと思ってもらえるはず」と手応えを示した。
2009年に公開され、世界中で社会現象を起こした「アバター」の続編。前作から約10年後、地球からはるか彼方の惑星パンドラの神秘的な世界で、元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)はパンドラの一員となり、先住民の女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と結ばれ、2人の子どもにも恵まれる。しかし、再び人類が再びパンドラに現れたことで神聖な森を追われ、未知なる“海の部族”の元へ身を寄せることになる。
「この物語は何作にも渡って語られ、もっと大きなサーガになる」という言葉通り、現時点で計5作のシリーズになる予定で、「今は『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』、そして続く3作目、4作目のはじめの部分を撮影し、映像のキャプチャーも行っている」と着実に進行しているとアピール。同時に、「アバター」の特別版「アバター ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター」の作業も進んでおり、多忙ぶりがうかがえた。
会場にはジェイク役のサム・ワーシントン、ネイティリを演じるゾーイ・サルダナ、共演するシガニー・ウィーバーとスティーブン・ラング、キャメロン監督と長年タッグを組むプロデューサーのジョン・ランドーが駆けつけた。
ワーシントンは「映画全体を通して、家族を守ることや家族の愛について描かれている。ひとつの家族だけではなく、共同体としての家族や、自分が選んだ家族なども含めてだね」と語る。そして「コロナ禍を乗り越えて、愛や家族のあり方に気づきがあったし、それが人生において最も重要なものだとも知った。だから、そのために戦うことには価値がある。そんなメッセージが込められているんだ」とアピールした。
この言葉に、サルダナも「前作でお互いを選んで一緒に戦ったけれど、その絆は、家族としての成長という意味で継承されている」とうなずき、「とても美しい物語になっている」とストーリーの魅力を熱弁。前作で、役柄としては命を落としたはずのウィーバーとラングが揃って続投しており「ジムはクレイジーだから、私にこんな役を作ってくれたわ。本当に感謝している。私も家族の一員なの。願ってもないほどすばらしい冒険だった」(ウィーバー)、「優秀な海兵隊員を死なせたままにはしておけないんだろう(笑)。ジムが僕を“再編成”したんだ。驚いたし、とてもワクワクして、うれしかった」(ラング)と喜びを分かち合っていた。
9月10日(日本時間)から3日間にわたり、アナハイム・コンベンション・センターで開催中の「D23 EXPO」。通常2年に1度の開催だが、2021年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止になったため、3年ぶりの実施となる。“23”はスタジオが設立された1923年にちなんでおり、今年の「D23 EXPO」はディズニー100周年を祝うためのキックオフイベントとして、重要な位置付けになっている。オープニングセレモニーには、CEOのボブ・チャペックが駆けつけ、「Disney 100 Years of Wonder」をテーマに、年間を通したセレブレーションを実施すると発表している。
「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」は、12月16日から全国公開。
フォトギャラリー
PR
©2024 Disney and its related entities
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。