唐田えりか×遠藤雄弥 初めて出会った男女が会話で真実を探り合う恋愛映画「の方へ、流れる」11月26日公開
2022年9月9日 18:00
竹馬監督はデビュー作「今、僕は」が異例の大ヒットとなり、2作目「蜃気楼の舟」が、カルロビ・バリ国際映画祭フォーラム・オブ・インディペンデントコンペティションに正式出品。続く「ふたつのシルエット」では“愛の変化”を描くなど、国内外で注目を集める新鋭だ。本作では、初めて出会った男女が、流れるように街をさまよう物語を描き出す。
会社を辞め、姉の雑貨店で店番をする主人公・里美。そこに現れた、恋人を待つ男・智徳。店を出て東京の街を歩きながら語り合うふたり。「お互いのことを知らないから言えることもある」―――やがて彼らは互いに話していることが事実なのか分からないまま、惹かれあっていく。
唐田は、思ったことを素直に口にしているようで、どこか本音がつかめない里美を演じる。一方、遠藤は、そんなミステリアスな里美に戸惑いながらも惹かれていく智徳役。そのほか、加藤才紀子、足立智充、小水たいがが脇を固める。本当か嘘かわからない。噛み合っているようで交わらない。どこかねじれた会話のその先に、果たして恋は生まれるのか? ふたりが迎える1日の終わりが、観る者の心に不思議な余韻を残す。
11月26日から池袋シネマロサ、下北沢K2、横浜シネマ・ジャック&ベティほか全国順次公開。
竹馬監督とは本作のオーディションの際に初めてお会いしましたが、自分の声を芯の部分から真に聞いてくださる方で、演出して頂きながら、自然と心が開き、自分が限りなく自分になっていくのを感じました。
里美を演じさせて頂けたこと、本当に感謝しています。
不思議な引力のある本作を公開まで楽しみにして頂けたら幸いです。
今回、竹馬監督、共演者の唐田えりかさんと御一緒できた事をとても光栄に思いました。
竹馬監督が紡ぎ出す、なんとも独特な男女のやり取りに、どういった映画になるんだろう?と胸を躍らせながら脚本を読んだ記憶があります。監督の思い描く世界観と演出も独特でした(笑)。
個人的には初めてに近い表現のアプローチでもあり、とてもやり甲斐のある作品でした。その独特さも、作品を観ていただけたら、わかっていただけると思います。
今作における、男女2人の内側に巻き起こっている、色々な感情と思考を、少しでも皆様にああでもないこうでもないと感じてもらえたら幸いです。
唐田えりかさんと遠藤雄弥さんの演技をもっと見ていたかったです。それくらい深く響く演技をおふたりがしてくださいました。
会話を中心として物語が進んでいくので、撮影中カメラの後ろからお二人の掛け合いを凝視しているのは多くの発見がありとても豊かな時間でした。
スタッフキャストの皆がこの映画の完成に尽力してくれた事を心から感謝しています。映画「の方へ、流れる」を、ぜひ劇場で見ていただけたら嬉しいです。