ムロツヨシ、初タッグの荻上直子監督は「人生の天敵」 “らしさ”否定で「考え方が変わった」
2022年8月30日 20:13

映画「川っぺりムコリッタ」の完成披露試写会が8月30日、都内で行われ、主演の松山ケンイチ、共演するムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆、荻上直子監督が登壇した。
他人と関わらず、ひっそり生きるために、北陸の小さな町に移住した孤独な主人公・山田(松山)が、川べりに立つ安アパート「ハイツムコリッタ」に暮らす個性的でワケありな隣人たちとの交流を通し、社会との接点を見出すハートウォーミング作。荻上監督が2019年に発表したオリジナル長編小説を、自身の脚本・監督で映画化した。

松山はビールを飲むシーンについて、「あー、うまいって芝居をしたが、監督から『ビール、もっとうまくないですか? もう1回いきましょう』って。そういうやりとりが結構あった」と告白。白飯を盛り付けるシーンでも「監督が『もっと盛りますよね?』って(笑)。口に入るものへのこだわりが強かった」と独特な演出を振り返った。
図々しいほど距離感が近い隣人・島田を演じたムロは「荻上さんと出会い、役者としての考え方が変わった。まっすぐ、ときに厳しく『今までのムロツヨシは捨ててください』と言われることもあって」と“らしさ”の否定を明かし、「僕にとっては人生の天敵(笑)。とてつもない人生経験であり、荻上監督と出会った前と後では大きく違う」と味わった影響を語った。

現場のムロについては、松山も「どんどん静かになっていった。一緒に行ったそば屋で、サインを求められて『川っぺり“ムロ”リッタ』と書いていたので、よっぽど監督に対して思っていることが……」と考察し、夫に先立たれた大家役の満島は「ムロさんは人生にさまよった顔で歩いていた。その哀愁がかわいくて、汚れた犬みたいだった」と優しいまなざしを注いでいた。
一方、荻上監督も「ムロさんには、テレビでよく拝見するチャーミングさはいらないからとお伝えして。ご本人は努力家で、真摯に役に向き合ってくださった」と感謝の意。墓石のセールスマンを演じるベテラン俳優の吉岡にも、「安心安定で、誰よりも経験豊富。大黒柱のような方で頼っていた」と感謝を伝えると、吉岡は「監督は悟っているけど、怒っている。悟りの先の怒りを感じさせる人で、とても怖いです(笑)」と話していた。
「川っぺりムコリッタ」は9月16日から公開。タイトルの「ムコリッタ(牟呼栗多)」は仏教の時間の単位のひとつ(1/30日=48分)を表す仏教用語で、ささやかな幸せなどの意味。松山、ムロらに加えて、江口のりこ、柄本佑、田中美佐子、緒形直人、黒田大輔、薬師丸ひろ子(声の出演)、笹野高史らが出演している。
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