マーベルが「ハルク」単独作品を作らなかった理由とは?
2022年8月18日 13:00

マーベル・スタジオ制作の新ドラマ「シーハルク ザ・アトーニー」が、間もなくDisney+で配信開始となる。
ハルクことブルース・バナーのいとこで、弁護士のジェニファー・ウォルターズ(タチアナ・マズラニー)が活躍するドラマ。バナーから輸血を受けたことがきっかけで、彼女もまた緑色の怪物に変身する設定となっている。
マーベルは映画のみならず、Disney+向けのドラマにもマーベル・シネマティック・ユニバースを拡大しているが、人気キャラクターのハルクを主人公にした作品は「インクレディブル・ハルク」(08)以外にない。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーが結集したことで話題を集めた「アベンジャーズ」(12)に登場したサブキャラクターたちは、その後、「ブラック・ウィドウ」「ホークアイ」「ロキ」といった作品で主役を張っているのに、である。
マーク・ラファロが演じるハルクは、「アベンジャーズ」シリーズや「マイティ・ソー バトルロイヤル」「シーハルク ザ・アトーニー」に登場しているものの、一度も主役にはなっていない。
その理由について、アメリカの匿名掲示板サイトredditに説得力のある説明が投稿された。2006年に米国証券取引委員会(SEC)に提出された書類によると、「インクレディブル・ハルク」とその続編の配給権をユニバーサル・ピクチャーズが持っているというのだ。
ユニバーサルといえば、「ハルク」の映像化権をマーベルから獲得し、エリック・バナ主演、アン・リー監督の「ハルク」を03年に公開。その後、マーベル・スタジオが「インクレディブル・ハルク」を製作する際に、ユニバーサルが「ハルク」シリーズの配給権を持つ契約を交わした。つまり、ハルクが主人公の作品はマーベルの親会社であるディズニーではなく、ユニバーサルが配給する取り決めになっていたことになる。
ただし、この配給契約は「インクレディブル・ハルク」の公開から15年後に失効することになっている。同作が公開されたのは08年のため、23年には配給権はマーベルのもとに戻る。この情報が正しければ、ラファロ演じるブルース・バナーの単独作品が公開されるのは、24年以降となりそうだ。

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

これ絶対に観ると決めてます
【個人的・下半期で観たい映画No.1】なんだこれ!?!? ディカプリオが異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画