草なぎ剛、映画「サバカン SABAKAN」金沢知樹監督を絶賛「この監督は天才です」
2022年8月10日 19:45
草なぎ剛が8月10日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて開催された映画「サバカン SABAKAN」の完成披露舞台挨拶に、原田琥之佑、尾野真千子、竹原ピストル、金沢知樹監督と共に出席し、メガホンをとった金沢監督のストーリーテリングと手腕を絶賛した。なお主演の番家一路は、新型コロナウイルス陽性のため舞台挨拶を欠席した。
1980年代の長崎を舞台にイルカを見るために冒険に出た2人の少年が繰り広げる冒険と、それぞれの家族の日常を描いた青春ストーリーである本作。実は以前金沢監督がラジオドラマとして書いたものを、草なぎが朗読して収録が行われたというが、いろいろな事情がありオンエアされることがなかったという。
当時を振り返った草なぎは「放送されなくなって残念だなと思っていたのですが、今回映画化されて『これは映像になるものだったんだな』とすごく感じています。監督も初メガホンということで、僕がラジオドラマをやったことで、いい感じにまとめることができたのかなと思います」とプラスに捉えることができたという。
金沢監督はラジオドラマの収録をしているとき草なぎが、感情が入って涙を流しているのを見ていたそうで、「その姿を見て、僕は満足だったんです。書いたかいがあったなと」と語る。すると草なぎは「この監督は天才なんですよ。いまからチェックした方がいいです」と客席に呼び掛ける。
さらに、草なぎは「金沢監督はいろいろな経験をしている人。あの『半沢直樹』のドラマの脚本を書いたり、あと僕はあまり見たことなかったのですが『あいのり』という番組の“金ちゃん”なんです」と続けると「本当にいろいろな経験が相まって、いま波が来ている。芸人さんも知らない人がいないぐらい。僕は監督のことまったく知らなかったのですが、だんだん知っていくうちに、だからこういう作品が書けるんだなと腑に落ちました」と大絶賛する。
撮影は金沢監督のふるさとである長崎県で主に行われた。草なぎ自身、長崎での撮影自体は2日間と短かったというが「真千子ちゃんに会えると楽しみにしていたのに、ちょうど入れ違いになってしまって」と苦笑いを浮かべると「僕は真千子ちゃんと過去2回夫婦をやっていたので、今回夫役の竹原さんにはちょっと嫉妬していたんですよ」と竹原をチラ見する場面も。
また残念ながらこの日の舞台挨拶には出席することができなかった番家に対しては「撮影は一緒のシーンがなかったのですが、最近よく会う機会があって、すごく仲良くなったんです。(19日に行われる予定の)初日舞台挨拶で会えることを楽しみにしています」と再会を期待していた。
さらに、番家と同じく瑞々しい演技を見せた原田に対して草なぎは「そのままの原田くんでいい。感謝の気持ちを忘れずに頑張って」とエールを送ると「ここまで親近感のある映画を作り出す金沢監督はやっぱりすごい」と再度絶賛。「シンプルに大事なことがたくさん詰まっている映画。ぜひともご覧ください」とアピールしていた。
「サバカン SABAKAN」は、8月19日に全国公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
【史上最高と激賞】人生ベストを更新し得る異次元の一作 “究極・極限・極上”の映画体験
提供:東和ピクチャーズ
犯罪が起きない町で、殺人事件が起きた――
【衝撃のAIサスペンス】映画ファンに熱烈にオススメ…睡眠時間を削ってでも、観てほしい
提供:hulu
映画料金が500円になる“裏ワザ”
【知らないと損】「映画は富裕層の娯楽」と思う、あなただけに教えます…期間限定の最強キャンペーン中!
提供:KDDI
予想以上に面白い!スルー厳禁!
【“新傑作”爆誕!】観た人みんな楽しめる…映画ファンへの、ちょっと早いプレゼント的な超良作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。