ジョーダン・ピール監督のサスペンススリラー「NOPE ノープ」が首位!【全米映画ランキング】
2022年7月26日 14:00

大作1本のみが公開された7月4週目の北米の映画館は、それぞれの作品が比較的互角の戦いを展開し、2週連続で上位10作品全てが、100万ドル以上の興行収入を記録しました。ユニバーサルの「NOPE ノープ」は興収4400万ドルで、首位の座を獲得。「ゲット・アウト」のオスカー受賞監督ジョーダン・ピールは、監督作3作品全てが1位にランクインしており、ハットトリックを達成しました。しかし、予算6800万ドルの同作のオープニング成績は、予算2000万ドルの前作「アス」が新型コロナウイルスのパンデミック前に記録したオープニング興収7100万ドルに比べると、かなり低い結果となりました。
「NOPE ノープ」は、米カリフォルニアの牧場を舞台にしたサスペンススリラー。「ゲット・アウト」にも出演した、「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」のオスカー俳優ダニエル・カルーヤ、「ハスラーズ」のキキ・パーマー、「ミナリ」でオスカーにノミネートされたスティーブン・ユァンらが共演しました。撮影は、「ダンケルク」でオスカー候補となったホイテ・バン・ホイテマが担当しています。
公開3週目を迎えたディズニーの「ソー ラブ&サンダー」は、先週末から52%減という再びの急降下で、2位に沈みました。興収は2210万ドルを記録。4370館で上映され、現在最も幅広い地域で公開されています。
ソニーの殺人ミステリー「Where the Crawdads Sing(原題)」は成功をおさめており、2週目にひとつ順位を下げ4位となりましたが、興収1030万ドルを稼ぎました。サムライとなった動物たちを描く、パラマウントのアニメ「Paws of Fury: The Legend of Hank(原題)」は、公開館数をやや増やしましたが、順位をひとつ下げて7位にランクインし、2週目の興収は380万ドルを記録。フォーカス・フィーチャーズによるヨーロッパのファッションコメディ「Mrs Harris Goes to Paris(原題)」も同じく公開館数を増やすも順位をひとつ下げて10位となり、興収130万ドルをあげました。
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