鈴木杏×遠藤雄弥「ジュブナイル」から22年越しの再共演! 「ゴーストブック おばけずかん」城桧吏の両親役
2022年6月22日 17:00

(C)2022「GHOSTBOOK おばけずかん」製作委員会
山崎貴監督の最新作「ゴーストブック おばけずかん」に、鈴木杏と遠藤雄弥が出演することがわかった。ふたりは山崎監督のデビュー作「ジュブナイル」以来、22年ぶりの共演となり、城桧吏扮する坂本一樹の両親役を演じる。
“大人が知らないベストセラー”として知られる「おばけずかん」シリーズ(講談社刊)を映画化。“どんな願い事も叶えてくれる1冊の本=おばけずかん”を手に入れた子どもたちを待ち受ける数々の試練、新たな出会いから別れという成長物語を、AIも導入した最新VFXを駆使して描く。

(C)2022「GHOSTBOOK おばけずかん」製作委員会
オーディションで選ばれた城、柴崎楓雅、サニーマックレンドン、吉村文香がおばけに立ち向かう子どもたちを演じるほか、先生役で新垣結衣、子どもたちが「おばけずかん」を手に入れるために訪れた古本屋の謎の店主役で神木隆之介が共演する。
新たに出演が決定した鈴木と遠藤は、2000年公開の「ジュブナイル」で宇宙から来た超高性能ロボット・テトラと冒険する子どもたちを演じた。山崎監督は、「『ジュブナイル』はただ単に監督デビュー作ということだけには留まらない自分の中でも大切な作品」と語り、「今回の『ゴーストブック おばけずかん』は久しぶりに子供達を中心にした作品ということで、杏ちゃんと遠藤くんにその何処かに居て欲しいなと思いオファーしました」と起用の裏側を明かす。

(C)2022「GHOSTBOOK おばけずかん」製作委員会
さらに、本作には「ジュブナイル」のロボット・テトラも登場。鈴木が衣装合わせの際、家のデザイン画を見て「家の中にテトちゃんがいてもいいのに」と言ったことがきっかけで、一樹の家に置かれることになったという。遠藤は、「撮影現場で『テトラ』をみたときはこみ上げるものがあって、自分が思っている以上に『ジュブナイル』は特別な作品だと改めて思いました」と感慨深い様子。鈴木も「『テトラ』をみたらなおさら、(『ジュブナイル』の)みんなに会いたくなりました」と語っている。「ジュブナイル」のその後を想起させるような設定と、一瞬登場するテトラに注目だ。
「ゴーストブック おばけずかん」は、7月22日より全国東宝系にて公開。鈴木、遠藤、山崎監督のコメント全文は以下の通り。
◆鈴木杏
遠藤さんとの共演は、この二十数年を各々が別の場所でいろんなことを乗り越えてきたと思うとすごく感慨深いものがありました。
山崎監督やプロデューサーの阿部さんが2020年になったら『ジュブナイル』の大人のシーンをみんなで撮りたいとずっと仰っていたことが、今回こういった形で叶って嬉しかったです。
一樹の家のデザイン画をみたときに冗談で「テトラは?」と言ったら、本当に置いてくださって。「テトラ」をみたらなおさら、みんなに会いたくなりました。
今回の脚本を読んだときも、子供たちのやりとりにグッときて、母性がでてくるというか、当時の自分たちもこういう感じだったんだろうなと思いました。
子供たちの冒険と、おばけたちがどういうふうに出てくるかすごく楽しみです。
◆遠藤雄弥
あっという間に撮影が終わってしまいましたが、山崎組は相変わらず柔らかい空気感で、すごく素敵な現場でした。
杏ちゃんとも、また大人になってから共演したいと思っていたので、今回こういうゆかりの現場でご一緒できて嬉しかったです。
『ゴーストブック』の撮影現場で「テトラ」をみたときはこみ上げるものがあって、自分が思っている以上に『ジュブナイル』は特別な作品だと改めて思いました。
『ジュブナイル』は僕にとっても杏ちゃんにとっても人生に大きく影響を与えた作品なので、『ゴーストブック』の子供たちにとってもそうであると思うし、最後まで山崎監督との冒険を楽しんでほしいです。
◆山崎貴監督
『ジュブナイル』撮影の日々は大人になってから思いがけず貰えた夏休みみたいで、強く強く記憶に残っています。
ですから『ジュブナイル』はただ単に監督デビュー作ということだけには留まらない自分の中でも大切な作品です。
今回の『ゴーストブック おばけずかん』は久しぶりに子供達を中心にした作品ということで、杏ちゃんと遠藤くんにその何処かに居て欲しいなと思いオファーしました。
それぞれの場所で戦ってきた2人がまるであの映画の続きのようにそこに居てくれる姿には胸が熱くなる思いでした。
(映画.com速報)