羊から産まれた“羊ではない何か”が引き起こすホラー「LAMB ラム」予告、ポスター、公開日決定
2022年6月6日 16:00

「ミッドサマー」「ヘレディタリー 継承」「スイス・アーミー・マン」などを手掛けたアメリカの配給会社「A24」が北米配給権を獲得したネイチャーホラーで、ノオミ・ラパスが主演・製作総指揮を務める「LAMB ラム」の公開日が9月23日に決定、このほど予告編と日本版ポスターが公開された。
アイスランドの人里離れた田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた“羊ではない何か”を育てていく禁断のネイチャースリラー。「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」などの特殊効果を担当したバルディミール・ヨハンソンの長編監督デビュー作で、アイスランドの作家・詩人として知られ、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の歌劇脚本や「ライトハウス」のロバート・エガース監督待望の新作「The Northman(原題)」でも脚本を手掛けるショーンが、ヨハンソンと共同で脚本を執筆。衝撃的な設定の中にもリアリティを持った世界観を構築したことで世界から称賛を浴び、第74回カンヌ国際映画祭のある視点部門で「Prize of Originality」を受賞、アカデミー賞国際長編部門アイスランド代表作品にも選出されるなど批評家からも高い評価を受けた。

予告編は、アイスランド民話が織り交ぜられた本作にちなみ、おとぎ話調の語りで始まる。アイスランドの農場で穏やかに暮らすある夫婦が映し出されるが、羊の出産で“何か”が産まれると、「産まれたのは禁断(タブー)でした」とナレーションが入り、映像は不気味な展開へ。夫婦はその“何か”をアダと名付け、大切に育てる決心をしたことが見て取れるが、猟銃を構える妻マリアや死体となった羊の姿など、恐ろしい映像の数々が次々と映し出される。最後に「幸せの始まりよ」というマリアの言葉と獣の鳴き声が意味深に響く、不穏かつ衝撃的な映像だ。
マリアが大切にアダを抱きかかえる様子が絵画調に表現した日本版ポスターは、A24が開発したビジュアルをグラフィックデザイナーの大島依提亜が再構築したデザイン。また、6月10日より、ビジュアルデザインの大島氏が同じくデザインを手がけた、「母なる自然の優しい風合い『LAMB/ラム』墨絵風てぬぐい」特典付き「ムビチケカード券」が上映劇場にて販売される。ムビチケサイト(https://mvtk.jp/)からは「ムビチケオンライン券」(特典なし)も購入できる。
「LAMB ラム」は、9月23日に全国公開。
(C)2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JOHANNSSON
関連ニュース






「We Live in Time この時を生きて」あらすじ・概要・評論まとめ ~刻一刻と流れ続ける時間の中にある特別なモーメント~【おすすめの注目映画】
2025年6月5日 08:30
映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント