号泣する長谷川博己を、綾瀬はるかが優しく包みこむ…「はい、泳げません」ポスター完成
2022年5月31日 17:00
長谷川博己と綾瀬はるかが映画初共演を果たす「はい、泳げません」のデジタルポスターがお披露目。水中で号泣するかのような表情を見せる長谷川を、綾瀬が優しく包みこむ、エモーショナルなカットが使用されている。
「花束みたいな恋をした」のリトルモアが製作、「舟を編む」で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作が監督と脚本を担い、ドラマ化された「『弱くても勝てます』開成高校野球部のセオリー」で知られるノンフィクション作家・高橋秀実氏(※高は、はしごだかが正式表記)の同名著書を映画化。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」以降、初の主演作となる長谷川は、水に顔をつけることもできないほどのカナヅチなのに、言い訳ばかりする堅物な哲学者・小鳥遊雄司(たかなしゆうじ)役を務める。長谷川とはNHK大河ドラマ「八重の桜」で夫婦役を務めた綾瀬は、泳ぎを教えることには情熱的だが、それ以外は不器用な変わり者のコーチ・薄原静香(うすはらしずか)に扮した。
大学で哲学を教える小鳥遊は、全く泳ぐことができない。屁理屈ばかりをこねて水を避けてきたが、ひょんなことから水泳教室に通うことに。強引に入会を勧めたコーチ・薄原静香が教える教室で、にぎやかな主婦たちとともに水泳を習い始める。やがて小鳥遊の水への恐怖心が少しずつ薄らぎ、泳げるようになってきたとき、ある断片的な記憶が水中でよみがえるようになる。彼は5年前、かつて夫婦だった美弥子(麻生久美子)とともに、悔やんでも悔やみきれない出来事を経験していた――。泳ぎに真剣に向き合うほどに、癒えていない傷に苦しみを感じ始める小鳥遊に、自らも人知れずトラウマを抱える静香が、厳しくも献身的に寄り添う。
デジタルポスターからは、そんな小鳥遊と静香の関係性が伝わってくる。水中で感情をあらわにする小鳥遊と、目を閉じ、彼をそっと抱きしめる静香。「傷ついた人生に光を灯す、切なくて苦しくてちょっとおかしい感動作」という言葉が、印象的に切り取られている。
「はい、泳げません」は、6月10日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開。