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磯村勇斗、念願のカンヌ国際映画祭に初参加「もっと自分も頑張れる」

2022年5月23日 19:00

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(左から)ステファニー・アリアン、早川千絵監督、磯村勇斗
(左から)ステファニー・アリアン、早川千絵監督、磯村勇斗
(C)Kazuko WAKAYAMA

早川千絵監督作品「PLAN 75」が現地時間5月20日、第75回カンヌ国際映画祭で上映され、キャストの磯村勇斗ステファニー・アリアン、早川監督がフォトコールとレッドカーペット、記者会見に登場した。

本作は、是枝裕和監督が初めて総合監修を務めたオムニバス映画「十年 Ten Years Japan」の一篇「PLAN75」を新たに構築、キャストを一新。倍賞千恵子が主演を務め、75歳から自ら生死を選択できる制度に翻弄される人々を描く。

画像2(C)Kazuko WAKAYAMA

磯村は今回が自身初の海外映画祭への参加。特にカンヌ国際映画祭には思い入れがあり、2泊4日の弾丸スケジュールで現地入りを果たした。色鮮やかなシャツと爽やかな白いパンツ姿の磯村がフォトコールに登場すると、海外メディアからの大きな声援とともに、世界各国から集まった100台以上のカメラのフラッシュが一斉にたかれ、「イソムラーー!!」のコールが巻き起こった。

その後に行われた公式上映では、5分以上にわたるスタンディングオベーションで喝さいを浴び、感激した観客が「素晴らしい映画だった」と早川監督をハグする姿も見られた。

上映後には日本メディア向けの記者会見が開催され、早川監督は「今回上映していただいたドビュッシー劇場は音の環境が良いと聞いていたのですが、初めて大きなスクリーンで素晴らしい音響の中で上映していただき、それに立ち会うことが出来てとても感無量です」と感慨深げに振り返る。

レッドカーペットの様子
レッドカーペットの様子
(C)Kazuko WAKAYAMA

磯村も「世界の人たちと一緒に映画を観ることが初めてだったのですごく光栄でした。観客の反応を見ながら映画を観ていたので少し緊張もしましたが、非常に良い経験をさせてもらえたと思います」と感謝の言葉を述べ、ステファニー・アリアンも「多くの方々が心を込めて作った作品でカンヌ国際映画祭に参加できたことに、大変感謝しています」と思いの丈を伝えた。

今回は残念ながら参加できなかった主演・倍賞への思いを尋ねられた早川監督は「すぐにでも電話をして声を聞きたいですね。上映中も、撮影時の倍賞さんのことを思い出しながら観ていました。(主人公の)ミチを演じていただき、ありがとうございますという思いでいっぱいです」と語り、「倍賞さんからは、『(カンヌは)若い人たちに任せたから頑張ってきて!』と仰っていただいたんです」と笑顔をのぞかせた。

記者会見も行った
記者会見も行った
(C)Kazuko WAKAYAMA

最後に、カンヌ国際映画祭に参加したいと長年思い描いていた夢が叶った磯村は「カンヌに来て、映画を愛している人たちが世界にはこんなにも沢山いるんだなと改めて感じることが出来ました。そういう方々を見て、もっと自分も頑張れると思えましたし、これからも映画に対して愛を持って取り組んでいきたいと思いました」と今後の俳優人生への決意をにじませ、会見を締めくくった。

PLAN 75」は6月17日から東京・新宿ピカデリーほか全国公開。

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