吉岡里帆、仕事への向き合い方を吐露 中村倫也&柄本佑はグミに不満
2022年5月21日 15:07

直木賞作家・辻村深月氏の小説を原作に、アニメ業界で奮闘する人々の姿を描いた「ハケンアニメ!」の公開記念舞台挨拶が5月21日、東京・丸の内TOEIで行われ、主演の吉岡里帆をはじめ、共演する中村倫也、柄本佑、尾野真千子、高野麻里佳、吉野耕平監督(「水曜日が消えた」)が登壇した。
地方公務員からアニメ業界に飛び込んだ新人監督・斎藤瞳(吉岡)が、憧れの存在であり、わがままな天才監督・王子千晴(中村)とアニメ界の頂点“ハケン”をかけて争う姿を通して、仕事に情熱を注ぐ職人たちの苦楽を描く。
企画から7年の歳月をかけた意欲作で、吉岡は「こんなに長い年月がかかる作品も、そうそうない。公開できたことが奇跡といえる作品で、とんでもない数の人たちの努力の結晶」だと誇らしげ。「皆さんの感想が作品にパワーを与えてくれる」とSNSでの発信を呼びかけ、「劇中で瞳も言っていますが、いつか思い出してもらえる作品になればいいなと。わたし自身も、そういう思いで仕事をしている」と熱き“お仕事”映画をアピールしていた。


「必ず元気がもらえる映画。とにかく見ろと言える」(中村)、「ウェルメイドなエンタテインメント作品で、奥行きがしっかりある。想像以上に誰もが共感できる」(柄本)、「撮影は楽しかったね~。里帆ちゃんと一緒に頑張った気がするの」(尾野)と共演陣も思い思いに作品の魅力を熱弁。人気声優の高野は、実写映画初出演で声優役に挑み「わたし自身が声優なので、身が引き締まる作品。特にアフレコシーンは、満足していただけるよう気合いを入れた」と振り返った。



映画のキャッチコピー「好きを、つらぬけ。」に話題が及ぶと、吉岡はおなじみの“グミ愛”トークをこの日も披露。尾野にグミをプレゼントしたと明かすと、「グミ、もらった? 仲良くなった人にはグミをあげるんだって」(中村)、「へえ~、そうなんだ」(柄本)とグミを受け取っていない不満を明かした。また、高野は「ネコのお腹あたりを吸う“猫吸い”でリラックスできる」と話していた。舞台挨拶には主題歌「エクレール」を手掛けるジェニーハイから、小藪千豊、川谷絵音、新垣隆、中嶋イッキュウの4人が駆けつけた。
(映画.com速報)