コリン・ファースが惚れ込み、出演を即決した脚本 役者としての“挑戦”も語るインタビュー映像
2022年4月15日 12:00

カンヌ国際映画祭のプレミア部門に出品された「帰らない日曜日」に出演する、コリン・ファースのインタビュー映像が披露された。アリス・バーチの脚本を読んで出演を即決したという本作について語っている。
第1次世界大戦後のイギリスを舞台に、名家の子息と孤独なメイドの秘密の恋を描いたラブストーリー。原作は、ノーベル賞作家のカズオ・イシグロや、ニューヨーカー誌、タイム紙などに絶賛された小説「マザリング・サンデー」。天涯孤独なメイドのジェーン(オデッサ・ヤング)は、英国名家の跡継ぎのポール(ジョシュ・オコナー)との秘密の恋に身も心も捧げるが、たった一日のある出来事がすべてを変えてしまう。

ファースが演じたのは、ジェーンがメイドとして仕えるニヴン。戦争で息子を亡くし、喪失感を抱えながらも気丈に生きようとする様を繊細な演技で表現している。
本作の脚本について、ファースは「セリフの書かれ方に強く惹かれました。独特なルールがあるのです。当時の人々が文化の差や感情のずれによって会話がすれ違う様を、ある種パターン化させることでうまく表現している。とても深く考えられているのです」と語る。
ニヴンという役どころには「いつも心ここにあらずで本質が捉えにくいキャラクターで、心の底で抱えている感情を探りながら表現しなければなりませんでした。それは役者として大きな挑戦でもありました」と明かす。
インタビュー映像ではそのほか、笑いの絶えない明るい現場だったこと、長い間撮影期間を共に過ごしたオデッサ・ヤングとオリビア・コールマンに刺激を受けたことなど語っている。
「帰らない日曜日」は、5月27日から東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国公開。
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