コミック「ブラック」を「パージ:エクスペリメント」監督で映画化
2022年4月11日 19:00

人気ホラー映画「パージ:エクスペリメント」のジェラード・マクマリー監督が、黒人だけが特殊能力をもつ世界を描いたコミック「ブラック(原題)」を映画化する新作で、監督、脚本を務めることがわかった。米ハリウッド・レポーターによれば、スタジオ8が製作、ワーナー・ブラザースが配給する。
2016年に出版された原作コミックは、警官に撃たれた後に特殊能力を得た主人公カリーム・ジェンキンスの物語。18年には続編「Black [AF]: America’s Sweetheart(原題)」が出版され、こちらは人種によって分断されたアメリカでスーパーヒーローとなる15歳の少女エリ・フランクリンが描かれた。映画「ブラック(原題)」は、暴力事件で命を取り留めた青年が自らの特殊能力に気づき、秘密結社が超能力者とその力を支配しようとする世界で、人類存続のため戦いに身を投じるというストーリーのようだ。
マクマリーは、南カリフォルニア大学でともに学んだライアン・クーグラーが監督、マイケル・B・ジョーダンが主演した13年の映画「フルートベール駅で」にアソシエイトプロデューサーとして参加しキャリアをスタートさせた。そして、長編初監督を務めた17年の映画「ヘルウィーク」がサンダンス映画祭で注目を集め、ブラムハウスとマイケル・ベイ製作の「パージ:エクスペリメント」が製作費1300万ドルながら世界興収1億3700万ドルのヒットを記録した。マクマリーは新作「ブラック(原題)」のほかに、ジョン・ボイエガとロバート・デ・ニーロが共演するNetflix映画「The Formula(原題)」が控えている。
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