怪奇現象に正気を保てず……「死にたくない!」 実在の幽霊団地事件を基にした「N号棟」予告編
2022年3月31日 19:00

萩原みのり(「成れの果て」「街の上で」「佐々木、イン、マイマイン」)が主演するホラー映画「N号棟」(後藤庸介監督)の予告編が、このほどお披露目された。
2000年、岐阜県富加町で起きた「幽霊団地事件」。数多の怪奇現象が報告されたことで、警察、マスコミ、霊能者までが団地に押し寄せ、大パニックとなった。やがて、住人の生活は「怪奇現象」よりも取材陣や野次馬によって脅かされるように。「建て付けの問題など、欠陥住宅であることが原因だった」として、ある日突然事態は収束するが、その噂を流したのは、他でもない住人たちだった。
そんな事件を基にした「N号棟」は、考察型恐怖体験ホラー映画。萩原は、死恐怖症(タナトフォビア)を抱える大学生の史織役に挑み、山谷花純、倉悠貴、筒井真理子、岡部たかし、諏訪太朗、赤間麻里子らと共演している。
(C)「N号棟」製作委員会予告編は、史織が同じ大学に通う啓太(倉)と真帆(山谷)と一緒に、いわくつきの団地に足を踏み入れるところから始まる。鳩の死骸、天井には不気味なシミ……人が生活しているようには見えず、廃墟だと思い込んでいた団地には、多くの住人が住み着いていたことが発覚する。
不可解な現象、理解不能な行動を繰り返す住民たちなど、幽霊団地の異常さは増幅していく。「この団地には絶対なんかある!」「この人たち、おかしい」と原因を突き止めようとする史織。しかし、体験したことのない恐怖を浴びせられるうちに、誰かにナイフを突き刺し、真帆に「人殺し!」と詰め寄られるなど、徐々に正気を失っていく。やがて「死にたくない!」と絶叫するほど、追い詰められた姿が映し出されている。
「N号棟」は、4月29日から新宿ピカデリーほか全国公開。
(C)「N号棟」製作委員会
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