ウィル・スミスの暴力事件 アカデミーが調査を開始
2022年3月29日 18:30

アカデミー賞授賞式で暴力をふるうという前代未聞の事件を起こしたウィル・スミスの処遇をめぐり、映画芸術科学アカデミーが調査を開始したことを明らかにした。
長編ドキュメンタリー賞のプレゼンターとして登場したクリス・ロックは、ウィル・スミスの妻ジェイダ・ピンケット・スミスの短い髪型を題材にしたジョークを披露。すると、ウィル・スミスはいきなり舞台にあがり、ロックに平手打ちをお見舞いした。その後も、放送禁止用語を交えて「妻の名前を口にするな!」と2度も絶叫している。
その後、ウィル・スミスは主演男優賞(「ドリームプラン」)を受賞。映画芸術科学アカデミーとノミネートされた俳優たちに涙ながらに謝罪したものの、同作で演じたウィリアムズ姉妹の父に自分をなぞらえ、「家族を徹底的に守った人だった」と自らの行動を正当化した。ちなみに、妻ジェイダは脱毛症を患っているため、髪を短くしているという。
同賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、授賞式中に暴力を振るったウィル・スミスを取り押さえないばかりか、オスカーを授与したことについて批判の声が高まっていた。
翌日、映画芸術科学アカデミーの広報は、「アカデミーは昨夜のスミス氏の行動を非難します」との声明を発表。「この件に関して正式に調査を開始し、会員規約、行動基準およびカリフォルニア州法に従って、さらなる措置を検討します」としている。
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