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【コラム/細野真宏の試写室日記】マイケル・ベイ監督作「アンビュランス」。スタイリッシュな映像ばかりで構成するとどんな映画になる?

2022年3月25日 10:00

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「アンビュランス」
「アンビュランス」
(C)2022 Universal Studios. All Rights Reserved.

映画はコケた、大ヒット、など、経済的な視点からも面白いコンテンツが少なくない。そこで「映画の経済的な意味を考えるコラム」を書く。それがこの日記の核です。また、クリエイター目線で「さすがだな~」と感心する映画も、毎日見ていれば1~2週間に1本くらいは見つかる。本音で薦めたい作品があれば随時紹介します。更新がないときは、別分野の仕事で忙しいときなのか、あるいは……?(笑)(文/細野真宏)


私は「アンビュランス」はノーマークだったので、正直なところ、ほぼ期待していませんでした。

作品すら認知していない段階で、3月に完成披露試写会の連絡が来て、とりあえず大作っぽいし見てみようか、と某シネコンに向かいました。

ただ、その後に通常の試写会もなかったようで、この完成披露試写会の1回だけ、という特殊な状況。

内情を調べると、ようやく実情が分かってきました。

まず、「マイケル・ベイ監督のこだわりでドルビーアトモスの環境下のみでの試写会」という条件があったため、このような状況になったということ。

また、全米公開(2022年4月8日)よりも日本の公開が先になったため、大した情報が出せなかった、ということ。

とは言え、今週末公開作品の中では、この「アンビュランス」が最も面白かったため、今回はこの作品を紹介します。

画像2(C)2022 Universal Studios. All Rights Reserved.

タイトルの「アンビュランス」というのは、日本語では「救急車」という意味です。

アフガニスタンからの帰還兵で黒人のウィリアム(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世)は妻の多額な手術代を工面するため、小さい頃に養子縁組で「兄」となったダニー(ジェイク・ギレンホール)にお金を借りようとします。しかし犯罪者であるダニーから「銀行強盗」の手伝いを依頼されます。

しかし、たやすいはずの計画が想像以上に難航。急きょ逃走車として「救急車」を乗っ取ります。

このように物語の設定自体はシンプルなのですが、とにかくアクションシーンが満載で、それが想像以上に凄いのです。

通常の映画では、予告編で使われるような「キラーカット」がいくつか存在しますが、本作では、そのスタイリッシュでエッジの効いた映像ばかりで構成されているのです!

画像3(C)2022 Universal Studios. All Rights Reserved.

良く言えば迫力満点で、悪く言うと映像酔いする面もあるのかもしれません。ただ、私はこの「ド派手なノンストップ・アクション映画」の挑戦には好意的です。

しかも、そういう試みをするのは、私の中では「これから勝負を挑む新鋭監督」というイメージですが、それを超ベテランのマイケル・ベイ監督が行なったということに驚きました。

そもそも私は、マイケル・ベイ監督作品の印象は、これまではどちらかと言うと良くなく、割と苦手な監督でした。

ここ数年の監督作は、日本では「トランスフォーマー」シリーズ以外はDVDスルーなのも納得ですし、「トランスフォーマー」シリーズも個人的には苦手だったりします。

ただ、マイケル・ベイ監督はハリウッド映画では大成功を収めた大富豪であるのは間違いないでしょう。世界の批評家からの評価はことごとく低いのに、大成功を収めている特異な存在だと思います。

そういうイメージを持っていたにもかかわらず、本作に関しては、文句なしに出来が良いのです!

画像4(C)2022 Universal Studios. All Rights Reserved.
画像5(C)2022 Universal Studios. All Rights Reserved.

マイケル・ベイ監督がドルビーアトモスの環境下のみでの試写会を要請したのは理解できます。

確かに本作は「劇場で大迫力な映像と展開を体感すべき作品」でした。

本作は、洋画不振の影響もあるのかもしれませんが、本来であれば300館規模で公開される作品でしょう。

ただ、急きょ全米よりも公開が先になったりと宣伝の準備もロクに出来なかった面もあったのか、180館規模での公開となっています。

しかも、レビュー等の解禁日まで設定されていて、それが3月17日で「公開の1週間前」という厳しいものでした。

画像6

果たしてこの映画館で体感すべきハリウッド大作の興行収入はどうなるのか。

ジェイク・ギレンホールを筆頭に、直近では「マトリックス レザレクションズ」のモーフィアス役で話題となったヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世。そして、ヒロイン役のエイザ・ゴンザレスも魅力的で、映画ファンは劇場で見ておきたい作品だと思います。

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