岸井ゆきの×浜辺美波×杉野遥亮“卒業”エピソード披露 運転免許トークで驚きの事実発覚
2022年3月20日 16:17

「四月の永い夢」「わたしは光をにぎっている」の中川龍太郎監督が、彩瀬まる氏の小説を映画化した「やがて海へと届く」のプレミア試写会が3月20日、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で行われ、主演の岸井ゆきの、共演の浜辺美波、杉野遥亮、中川監督が舞台挨拶に登壇した。
突然消息を絶った親友・すみれ(浜辺)の不在を受け入れられずにいる主人公・真奈(岸井)による、“本当のすみれ”を探す旅が描かれる。杉野は、すみれのかつての恋人・遠野役で出演。イベントでは、中川監督がキャスティング秘話について明かした。
中川監督「真奈役の岸井さんには、とれたての野菜のようなフレッシュさ、そういう瑞々しさがあると思います。そんな生命力が良いなと。(すみれは)透明な存在感があるのですが、実は良い意味でわがままでもあり力強い。そこが浜辺さんのイメージと重なりました。遠野はある種のナルシストなんですよ。これも悪い意味ではありません。杉野さんは話していて、非常に聡明な方だと感じたので、(役と)合うんじゃないかと思いました」

撮影時の思い出、役との向き合い方に関するエピソードに続き、トークテーマは「卒業の思い出」に転じた。岸井は「ないですねー(笑)。学校を卒業してからは……あっ、ありました! (自動車)教習所、卒業しました」と告白。既にドライブを楽しんでいるようだが「先生(=教習所の指導員)が隣にいない状態で走るのは、まだ怖いですね。その状態から“卒業”したいです」「最初に運転した時、4車線に入っちゃって。それがあまりにも怖くて……。どうにか3車線、4車線を避けながら、どこかへ行くことができないかと地図を見ています(笑)」とまだまだ不慣れな様子だ。

このエピソードを聞いた浜辺が「(免許取得は)近年の目標ですね。卒業できたのが、すごく羨ましいと思いました」と切り返した後、既に運転免許を取得している杉野から驚きの告白が飛び出した。「こんな事言っていいのかわからないんですけど、免許の更新を忘れちゃって…」という発言に場内がざわつく。「ゴールド免許を取れる予定だったのに……」と悔しがっていた。
浜辺は「物が多くて、ちらばった生活」から“卒業”したようで「丁寧な生活の始まりです」と宣言。特に机の上を重点的に整理したようで「台本、見なければいけない作品のDVD、書きかけの手紙。そういうのが置いてあったんです。(片づけたことで)気持ちがとても晴れやかですよ」と“プチ断捨離”に成功したようだ。


杉野が“卒業”したのは、現場にラフな格好で行くこと。「この前までジャージとサンダル、クランクアップ時にもらった記念Tシャツを着ていくという毎日だったんですよ。それをやめて、ちゃんとオシャレをするようになりました」と語りつつ、その理由を問われると「格好いいから」と答えて、場内の笑いを誘う。そして「格好いいからというのもありますけど、気持ちのスイッチも入るんです。格好いいと思える人は、大体しっかりしている」と補足していた。

締めの挨拶は、登壇者を代表して、岸井に託された。
岸井「この映画は、喪失と再生の物語。これから何かを失ったり、別れたりすることがあると思うんです。生きている限り、悲しい気持ちになることは絶対にあるんですが――私は悲しい気持ちのまま、他の感情がないかどうか探れると思っているんです。悲しい気持ちは、浸かろうと思えば、いくらでも浸かれる。悲しい気持ちのまま他の感情がないかを探して、楽しく生きていきたい。自分はそう思っていて、そのことを伝えたいと考えながら、皆でこの映画を作っていました。(この思いが)届いたらいいなと思いました」
「やがて海へと届く」は、4月1日にTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。
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