タランティーノが絶賛した“才能” 「ガンパウダー・ミルクシェイク」監督インタビュー映像公開
2022年3月15日 16:00

犯罪組織に立ち向かう女性たちの死闘を描く「ガンパウダー・ミルクシェイク」から、イスラエル出身のナボット・パプシャド監督のインタビュー映像が披露された。前作「オオカミは嘘をつく」がクエンティン・タランティーノ監督から絶賛されたパプシャド監督が、本作に影響を与えた映画人やジャンルについて語っている。

舞台は、ネオンきらめくクライム・シティ。この街の暗殺組織に属する腕利きの殺し屋サム(カレン・ギラン)は、ターゲットの娘を匿ったことで組織を追われ、命を狙われてしまう。殺到する刺客たちを蹴散らし、夜の街を駆け抜けるサムたちは、かつて殺し屋だった3人の女たちが仕切る図書館に飛び込む。

パプシャド監督は、本作について「いろんな映画から少しずつ着想を得ている。セルジオ・レオーネや黒澤明、ヒッチコック作品などからね。特に殺し屋や浪人・侍映画には刺激を受けた。加えてギャング映画などのアイデアが基になっている。ヒッチコックの作品などいろいろ融合させた結果、本作の原型ができあがったんだ」と、レジェンド映画人やジャンル映画へのリスペクトを口にする。

パプシャド監督自らも認める“ごった煮ムービー”となっているだけに、「暴力と笑いが混在していてジャンルに縛られない。作品名そのものが答えだよ。一番分かりやすく伝えている。『ミルクシェイク』さ。バイオレンスを混ぜ合わせたシェイクだ」と胸を張る。

主人公サムを演じたカレン・ギランの印象なども語っているほか、サムと行動を共にするエミリーを演じた子役クロエ・コールマンについては「ベルリンでの撮影にはルールがあって、子どもは3時間以上働けないんだ。だからこそ才能あふれるクロエに参加してもらえてよかった。時々自分たちに言い聞かせていたよ。『まだ10歳かそこらの子どもだぞ?』とね」と天才ぶりに目を丸くしている。
「ガンパウダー・ミルクシェイク」は、3月18日から全国公開。
(C)2021 Studiocanal SAS All Rights Reserved.
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

大量殺戮の容疑者は妻と4人の部下
【ネタバレ厳禁】全感覚を研ぎ澄ませろ――あなたの考察力が試される超一級サスペンス
提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

“地球で最も危険な仕事”が観られる
【驚がくの実話】とんでもないスリルの映像世界…生存確率0%からの生還に挑む超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これめちゃくちゃ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…
「ターミネーター2」「ジュラシック・パーク」「アバター」等は、このシリーズがなければ生まれなかった?
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント