ジム・ブロードベントが「あんな幸福感は味わえない」と絶賛する監督とは? インタビュー映像公開
2022年3月9日 17:00

ロンドンのナショナル・ギャラリーで実際に起きた絵画盗難事件の知られざる真相を描く「ゴヤの名画と優しい泥棒」(公開中)から、ジム・ブロードベントのインタビュー画像が披露された。「ノッティングヒルの恋人」などで知られ、本作が長編遺作となったロジャー・ミッシェル監督について語っている。
1961年、ロンドン・ナショナル・ギャラリーからゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた。事件の犯人は、60歳のタクシー運転手ケンプトン・バントン(ブロードベント)。テレビに社会との繋がりを求めていた時代に、孤独な高齢者の生活が少しでも楽になるよう、盗んだ絵画の身代金で公共放送(BBC)の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。しかし、事件にはもう一つの隠された真相があった。
(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020ブロードベントは、自身が演じたケンプトンについて「彼は複雑な男だね。仕事が長続きせず次々に職を変えている。タクシー運転手の次はパン職人だ。その一方でボツになっても戯曲を書いては送っている。かなりの楽観主義者だ」と説明。続けて「善意があって尊敬すべき人間だが、やや思慮に欠ける男だね」と述べながらも、「興味深いキャラクターだ。振り幅が大きいんだよ。コミカルな部分もあるが、大真面目なところもある。その加減が絶妙なんだ」とケンプトンの魅力を語る。
(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020ミッシェル監督とは「ウィークエンドはパリで」でもタッグを組んでいたブロードベントは、「すばらしい監督で成すべきことを分かってる。俳優のこともちゃんと理解していて励ましてくれるんだ。それに意思を伝えるのがうまい。撮影中もいいアイデアを出してくれる。あんな幸福感はほかの監督では味わえない」と振り返り、監督の手腕を称えている。
(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー