人命よりも国家の威信を優先する政府に家族が怒り ロシアの原子力潜水艦事故を映画化「クルスクの生存者たち」予告
2022年3月4日 09:00

2000年にロシアで起きた原子力潜水艦事故を、「アナザーラウンド」でアカデミー国際長編映画賞を受賞したトマス・ビンターベア監督がマティアス・スーナールツ、レア・セドゥー、コリン・ファースらの豪華キャストで映画化した「クルスクの生存者たち」の予告編と場面写真が公開された。
乗艦員118名を乗せ、軍事演習のため出航した原子力潜水艦クルスク艦内で魚雷が突然暴発した。司令官ミハイル(マティアス・スーナールツ)は、爆発が起きた区画の封鎖を指示し、部下と安全な艦尾へ退避を始めるが、艦体は北極海の海底まで沈没。生存者わずか23名という大惨事となってしまう。海中の異変を察知した英国の海軍准将デイビッド(コリン・ファース)は、ロシア政府へ救援の意志を伝えるが、沈没事故の原因は他国船との衝突にあると主張するロシア政府は軍事機密であるクルスクには近寄らせようとしなかった。乗組員の生命よりも国家の威信を優先するロシア政府の態度に、ターニャ(レア・セドゥー)たち乗組員の家族たちは怒りをあらわに抗議する。

予告編は、広大な大海原を演習中の潜水艦「クルスク」が、不慮の事故により大規模な爆発を起こす衝撃的なシーンから始まる。艦内では司令官のミハエルをはじめ、奇跡的に生き残った乗務員達が状況把握に努めていた。ミハエルの妻であるターニャは夫の安否に不安を募らせる。奇跡的に艦内に生存者がいる事を知ったデイビッドは、英国からも救出応援の要望をするが、ロシア軍の幹部は「これはロシアの問題だ」と要請を断固として拒否。その事実を知った乗務員の親族たちは怒りを露わにし、幹部たちに対し説明の是非を求めるシーンが切り取られている。
「潜水艦クルスクの生存者たち」は、4月8日からkino cinema横浜みなとみらい、kino cinema立川高島屋S.C.館、kino cinema天神ほか全国順次公開。
(C)2018 EUROPACORP
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