爆走ポルシェのハンドルを握るのは、8歳の女の子 傑作にオマージュを捧げたカーチェイスシーン公開
2022年3月2日 09:00

「オオカミは嘘をつく」がクエンティン・タランティーノ監督から絶賛されたナボット・パプシャド監督の最新作「ガンパウダー・ミルクシェイク」の本編映像の一部が披露された。パプシャド監督が傑作アクション映画にオマージュを捧げた、カーチェイスのシーンを収めている。
本作の舞台は、ネオンきらめくクライム・シティ。サム(カレン・ギラン)はこの街の暗殺組織に属する腕利きの殺し屋だが、ターゲットの娘エミリー(クロエ・コールマン)を匿ったことで組織を追われ、命を狙われてしまう。殺到する刺客たちを蹴散らし、夜の街を駆け抜ける2人は、かつて殺し屋だった3人の女たちが仕切る図書館に飛び込む。

披露されたのは、組織ご用達の病院の地下駐車場のシーン。殺し屋たちの策略により筋弛緩剤を打たれ、両手が不能になったサムに代わり、8歳の少女エミリーが真っ赤なポルシェのハンドルを握っている。エミリーはハンドルとギアを担当し、アクセルとブレーキを踏むサムの“操り人形状態運転”で、殺し屋たちの猛追を見事に交わしていく。

目まぐるしい視点の変化とアグレッシブなカッティング編集が迫力を増しているこのシーンについて、パプシャド監督は「『ブリット』や『フレンチ・コネクション』のような1970年代のカーチェイス映画へのオマージュにしたいと思った」と語っている。
「ガンパウダー・ミルクシェイク」は、3月18日から全国公開。
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