「フル・モンティ」監督最新作 軍人の妻たちが結成した合唱団の実話を描く「シング・ア・ソング!」5月20日公開
2022年3月1日 10:00

「フル・モンティ」のピーター・カッタネオ監督の最新作「Military Wives(原題)」が、「シング・ア・ソング! 笑顔を咲かす歌声」の邦題で5月20日よりヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋ほかで全国順次公開される。ポスタービジュアルと場面写真が披露された。
本作は、“軍人の妻”たちが結成した合唱団の実話から生まれた物語。2009年、戦況が激化するアフガニスタンへ愛する人を見送った妻たちが合唱団を結成。お互いを支え合うために始めたこの活動は、英BBCの人気番組「The Choir」をはじめメディアにも取り上げられ、やがて全英中、さらには世界各地へと広がるムーブメントとなった。映画では、合唱団の結成を主導した二人の妻ケイトとリサを、クリスティン・スコット・トーマスとシャロン・ホーガンがそれぞれ演じる。

大切な人の無事を願いながら、英軍基地で暮らす軍人の妻たち。謙虚に静かに、普段と変わらぬ生活を送ることを求められる彼女たちは、共に苦難を乗り越えるための活動として“合唱”を始めることに。熱意が空回り気味の大佐の妻・ケイトと、思春期の娘に頭を悩ませるリサが中心となり、バラバラだったメンバーの心と歌声は次第にひとつになっていく。そんな合唱団のもとに、戦没者追悼イベントへの招待状が届く。思いがけない大舞台に浮足立つ彼女たちだったが、そこに恐れていた最悪の知らせが舞い込む。
合唱団が歌うのは、シンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」やヤズーの「オンリー・ユー」など80年代を中心とした有名ポップ・ソングの数々。軍人の妻たちの心情にリンクした歌詞にも注目だ。物語のクライマックスでは、戦地の夫やパートナーとの手紙から歌詞が作られたオリジナル曲「Thoughts From Abroad」 が感動を盛り上げる。カッタネオ監督は、「登場人物たちと一緒に笑ったり泣いたりして、女性たちの勇気に触発され、名曲を歌っている姿で元気になってほしい」とコメントを寄せている。

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