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爆弾や銃の代わりとなった武器は“想像力” 「オペレーション・ミンスミート」原作者が解説

2022年2月23日 16:00

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(C)Haversack Films Limited 2021

英国王のスピーチ」「キングスマン」シリーズのコリン・ファースが主演を務める「オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体」(公開中)から、原作者のベン・マッキンタイアのインタビュー映像が披露された。

1943年、第2次世界大戦下、何とかナチスを倒したいMI5は、高級将校に仕立て上げた死体にニセの機密文書を持たせ地中海に放出し、ヒトラーを騙すという奇策をチャーチル首相に提案する。この荒唐無稽な作戦「オペレーション・ミンスミート」はMI5の諜報員、ヨーロッパ各国の二重三重スパイたちを巻き込み、各国間の駆け引き、策略、罠、そして裏切り合戦へと発展していく。

本作の原作となったのは「ナチを欺いた死体:英国の奇策・ミンスミート作戦の真実」(中公文庫)というノンフィクション小説。この原作本以前にもミンスミート作戦が記された書籍は出版されており、それはファースが演じる主人公のユーエン・モンタギュー本人が直々に執筆したものだった。

しかし、当時まだMI5に在籍中であったモンタギューが書けなかった秘密は数多くあり、隠されている部分も多かった。21世紀に入り、MI5がこれまで機密事項とされていたファイルを公開、その資料の内容と膨大なリサーチによりすべてを明かし、前述の原作本を出版したのが作家のマッキンタイアであり、本作の製作にも協力している。

インタビュー映像では、作戦についての知られざる事実や、本作に参加した喜びを語っている。第二次世界大戦下のスパイ活動について膨大な知識を持つマッキンタイアは「ミンスミート作戦は、戦時下に行われた欺瞞(ぎまん)作戦で最も成功した作戦だ」と断言。作戦の成り立ちについては、「もとはイアン・フレミングが作家バジル・トムソンの小説からヒントを得たアイデアだった。要するにほぼフィクションから生まれたアイデアだ」と明かし、「彼らは適切な死体を探し、極めて複雑な手続きを経て、この世に存在しない完全なる別人にでっち上げる。小説を書くようにストーリーを作るんだ。存在しない人間をどう作り出すか、それが鍵だ」と解説する。

ユニークな作戦のポイントについても、「これは想像力が持つ効力と大切さを証明する物語だ。第二次世界大戦のストーリーといえば、爆弾や銃が使われ軍隊の動きや戦術が語られる。本作は戦時下に想像力を武器にする物語だ。既成概念にとらわれずストーリーをでっち上げて、偽造や捏造で敵をだまし道を切り開く。よく知る戦争物語と全然違うからこそ興味を引く」と熱く語っている。

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