コリン・ファース&スタンリー・トゥッチが長年連れ添ったカップルに 愛と最期を描く感動作「スーパーノヴァ」7月1日公開
2021年4月23日 10:00

(C)2020 British Broadcasting Corporation, The British Film Institute, Supernova Film Ltd.
英米を代表する名優、コリン・ファースとスタンリー・トゥッチがカップルを演じた話題作「SUPERNOVA(原題)」が、「スーパーノヴァ」の邦題で7月1日公開されることが決定。このほどポスタービジュアルと予告編が公開された。
20年という歳月を共にしてきた2人が向き合う人生の最終章を、圧倒的な演技で体現する感動作。家族・友人に恵まれ、ユーモアや文化を愛し、最高の人生を紡いできたピアニストのサムと作家のタスカー。ところが時に運命は、彼らが紡いできた大切な物語を、思わぬ展開へと書き換えてしまう。予定より早く訪れた最終章。だが、それぞれが密かに思い描いていた結末は、全く異なるものだった。不器用で無口だが、胸の奥に熱い愛情を燃やし続けるサムをファース、人を惹きつける才能と魅力に溢れ、いつも周囲に光と笑いをもたらすタスカーをトゥッチが演じる。
最初にオファーされたトゥッチが、「サムとタスカーの絆が本物でなければ成功しない」と考え、20年来の友であるコリンに自ら(実は独断で)脚本を手渡し、2人の共演が実現。ふとした眼差し、伸ばした手や後ろ姿で、互いへの思いやりを表現する2人の名演が繰り広げられる。
メガホンをとったのはハリー・マックイーン。俳優としてデビューし、オリジナル脚本として書き上げた本作が、監督第2作目となる注目の新星だ。撮影監督は「ターナー 光に愛を求めて」などで2度アカデミー賞にノミネートされたディック・ポープ。水と緑が織りなす風景が絵画のように美しく湖水地方をはじめ、イギリスが誇る景勝を余すところなく捉え、2人の壮大な人生の旅路を鮮やかに彩っている。
予告編では、タスカーがサムに「星は最期に大爆発してまぶしく輝く。それを“超新星(スーパーノヴァ)”というんだ」と、タイトルである「スーパーノヴァ」について語るシーンから始まる。愛犬と共にキャンピングカーに乗り込み、湖水地方を旅する 2人。友人や家族に囲まれ、些細なやり取りや出来事にさえ幸せを感じる穏やかで充実した日々を描くが、タスカーのある一言が引き金となり、続くはずだった2人の未来の終わりが近いこと、さらに心に秘めていたそれぞれの結末が全く異なっていたことに気付いていく。
「スーパーノヴァ」は、7月1日からTOHOシネマズシャンテほか全国順次公開。
(C)2020 British Broadcasting Corporation, The British Film Institute, Supernova Film Ltd.