フランク・ザッパ初の遺族公認ドキュメンタリー映画「ZAPPA」4月22日から公開
2022年2月8日 18:00

フランク・ザッパの革新的人生に迫るドキュメンタリー映画「ZAPPA」が、4月22日に公開されることが決定。あわせて「売れたものが優れているという考えは、くだらない。」というコピーが添えられたキービジュアルが披露された。
60年代以降、圧倒的な独創性とともに土星人サン・ラーやエルビス・プレスリー、ジョニー・キャッシュと並ぶ音楽史上最大規模のディスコグラフィを築き上げたザッパ。本作は、アメリカの作曲家、編曲家、ギタリスト、ロック・ミュージシャンであり、あらゆる芸術における先駆であったザッパ初の“遺族公認ドキュメンタリー映画”となっている。
商業芸術、商業的な成功とは別次元の世界に存在し、ザ・ビートルズ、デビッド・ボウイ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、トム・ウェイツといったミュージシャンに多大な影響を与え、ローリング・ストーンの「史上最も偉大な100人のギタリスト」第22位に選出された巨人の生涯を、ザッパ本人が遺したアーカイブ素材を駆使してつづる。アーカイブ素材が公となるのは初のことだ。

「音楽業界のほとんどが、“音楽”ではない」「仕事じゃないんだ。ただ音楽をやればいい」「芸術的な判断は、損益に左右されない」「この世には、科学でも理解できないものが、多くある」と、本編でザッパが語る言葉が示すように、単なるミュージシャンのドキュメンタリー映画とは一線を画すアカデミックな内容だ。
監督は、キアヌ・リーブスとともに主演したコメディ「ビルとテッドの大冒険」シリーズでも知られるアレックス・ウィンター。製作に5年以上の時間を費やし、膨大な資料・素材から、一般的には狂気の変人というイメージが強いザッパの「知られざる人間性と創作」「芸術への真摯なアプローチ」を浮き彫りにしている。

「ZAPPA」は、4月22日からシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかで公開。なお、ザッパ率いる「マザーズ」が残した傑作ライブ・アルバム「フィルモア・イースト 1971年6月」発売50周年を記念し、同時期のライブ音源をCD8枚に収めた限定ボックス「ザ・マザーズ 1971」の日本盤リリースも決定。発売日は、3月18日。価格は、1万4080円(税込み)。
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