ZAPPA 劇場公開日:2022年4月22日
解説 アメリカのロックミュージシャン、フランク・ザッパの革新的な人生に迫ったドキュメンタリー。1960年代以降、圧倒的な独創性で音楽史上最大規模のディスコグラフィを築き上げ、数多くのミュージシャンに影響を与えたザッパ。数千時間にも及ぶ初公開のアーカイブ映像など膨大な量の資料・素材を通し、商業的な成功とは別次元の世界を生きた彼の音楽キャリアとその背後にある私生活を探求。一般的には狂気の変人というイメージであったザッパの知られざる人間性と芸術への真摯なアプローチを浮き彫りにし、伝説的アーティストの妥協なき精神を描き出す。監督は「ビルとテッドの大冒険」シリーズでキアヌ・リーブスとともに主演を務めたことでも知られる俳優で、「ミュータント・フリークス」など映画監督としても活動するアレックス・ウィンター。
2020年製作/128分/アメリカ 原題:Zappa 配給:ビーズインターナショナル
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2022年3月23日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
As much as I am aware of Frank Zappa's influence on rock music, I didn't realize until seeing this film how deep the roots are. By far one of the most eccentric musicians, this film shows how seriously he took his work. Musicians might be as comforted as disappointed regarding his faith in not doing it for the money. A kid pyro grown to polyamorous orchestra conductor, it's a colorful biography.
2022年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
懐かしかったなあ。フランク・ザッパについては、超絶テクのギタリストって認識してて、昔何枚かCDを買いましたが、ディスコグラフィーが厖大すぎて「何から聞けばいいんだよ」って戸惑いと、さらに、新譜が半年おきぐらいドンドン発売されるので、もう全然ついていけなかった記憶が甦りました。 この映画を見て、彼の底なしの作曲エネルギーの全貌がよく分かりました。「ワーカホリック」とかそんなレベルの形容では効かない、取り憑かれたような仕事ぶりを初めて知ることができました。ザッパを知る者にとっては、非常に貴重なドキュメンタリーです。
と音楽をすることは同義。 恐らく彼がこの映画を通じて教えてくれたことは こう言うことだったと僕は思う。 生きることと同じなのになぜそれで 金を稼ごうとするのか? 何故人の意見を気にするのか? なんでなんだ。ロックするんだろ! そう言うメッセージを終始伝えてくれていたんだと 僕は感じた◎ 最後の最後、自作のオーケストラ曲で締めた このドキュメンタリーに僕は 最大級の敬意と拍手を送りたい(^^)
2022年7月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
70年代から80年代の洋楽をよく聴いていた頃に、フランク・ザッパとも重なっていたが、難解なイメージから聴きそびれ、その後リイシューされたCDをいくつか聴くようになって、技巧的なリズムと旋律、演奏力、その中でのポップなノリに結構ハマった。 このドキュメンタリーでは、ザッパが生まれてから亡くなるまでを、基本的に時系列でたどっていくが、プライベートフィルムをはじめ、膨大な映像記録をもとに再構築したものであることがよくわかる。現代音楽とR&Bにルーツがあるから、あのような音楽を生み出せたのかと納得しつつ、それがすべて独学であったことに驚く。破天荒でハプニングショーのようなマザーズ時代から、オーケストラの指揮・作曲まで、その才能の範囲と孤高さは、まさに20世紀現代音楽の巨人と言えるものだった。 サタデーナイトライブで茶化されていたが、ザッパ自身はイメージと違ってドラッグをやっていなかったことは知っていたが、音楽のレイティングへの反対運動の先頭に立っていたことは知らなかった。 映像作品としては、特に前半、サイケデリック調を強調しすぎて、編集がせわしなく、このまま2時間持たないのではと思ってしまった。後半では、ザッパ作曲の四重奏団の演奏をはじめ、いくらかじっくり見せるようになっていたが、肝心のザッパの演奏シーンがほとんどなかったのは残念。あと、個人的には、マザーズ時代のローウェル・ジョージの姿を見てみたかった。