アンソニー・マッキーが映画監督デビュー 公民権運動活動家クローデット・コルビン描く
2022年2月4日 13:00

「キャプテン・アメリカ」シリーズの俳優アンソニー・マッキーが、公民権運動の陰の功労者クローデット・コルビンさんを題材にした新作「Spark(原題)」で、長編監督デビューを飾ることがわかった。「ドリームプラン」でビーナス・ウィリアムズ役を演じたサナイヤ・シドニーが主演する。
コルビンさんは1955年、15歳のときに米アラバマ・モンゴメリーを走るバス車内で白人に席を譲ることを拒否して逮捕された。コルビンさんと同様の行為で逮捕され、公民権運動のシンボルとなったローザ・パークスさんの事件の9カ月前の出来事だった。最初はその勇敢さを同志たちに称えられたが、貧しい10代の黒人少女が公民権運動の顔になるのはふさわしくないと、コルビンさんの存在は歴史の影に追いやられた。
米Deadlineによれば、「Spark(原題)」はマッキー主演の映画「ザ・バンカー」のニコラス・レビが脚本を執筆している。マッキーとケロン・アキーム、ジェイソン・マイケル・バーマン、マーク・アンブローズがプロデュース。製作陣はコルビンさん本人の承諾を得ているほか、フィリップ・フース著「Claudette Colvin: Twice Toward Justice(原題)」の権利を獲得している。
シドニーがブレイクするきっかけとなった「ドリームプラン」は、ウィル・スミスが主演、製作を務め、世界最強のテニスプレイヤーと称されるビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を育てあげたテニス未経験の父親の実話を描くドラマで、2月23日から日本公開される。

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