キアヌ・リーブス出演作に中国がボイコット運動 チベット救済慈善コンサート参加で
2022年2月2日 11:00
中国最大のSNSであるWeiboで、キアヌ・リーブス出演作のボイコットを呼びかける声が高まっていると、米ハリウッド・レポーターが報じている。
きっかけは、リーブスが3月3日(現地時間)に米非営利団体「チベット・ハウス」主催の慈善コンサートへの出演を表明したことだ。今回で35回目を数える同コンサートの収益は、チベット文化の保護を目的にした同団体に全額寄付される。パティ・スミスやイギー・ポップらが顔を揃えるバーチャルコンサートに、リーブスは今回初参加する。
リーブスは、祖母が中国系であることから中国のファンが多く、過去には監督作「キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー」を中国との合作で製作している。だが、チベット支持を表明したセレブリティは、中国で冷遇されるのが常で、長年にわたりチベットを支持しているリチャード・ギアをはじめ、「セブン・イヤーズ・イン・チベット」に出演したブラッド・ピット、ダライ・ラマと面会したレディー・ガガは中国市場から閉め出されている。
リーブスに関しては、最新作「マトリックス レザレクションズ」が中国で公開済みだが、今後の出演作が中国で公開できなくなるリスクが高そうだ。