【Amazon Prime Video】いますぐ見られる良質オリジナル映画5選

2022年1月2日 08:00

アマゾン・スタジオ製作で、アーロン・ソーキンが監督と脚本を手掛け、ニコール・キッドマンとハビエル・バルデムが実在の夫婦を演じた「愛すべき夫妻の秘密」が、今年度のオスカー候補に挙がっている。

映画.comでは、これまでもコンスタントに質の高い良作を生み出してきたアマゾン・スタジオ製作の、いますぐAmazon Prime Videoで見られる注目作5本を選出。アワードシーズンのいま、ぜひチェックしてもらいたい。

1950年代にアメリカで放送された人気シットコム「アイ・ラブ・ルーシー」で主人公のリカード夫妻を演じた、ルシル・ボールとデジ・アーナズの関係を描いた伝記ドラマ。実生活でも夫婦だったふたりが、結婚生活とキャリアの両方で直面する危機や複雑な関係を描き出していく。

■「あの夜、マイアミで」

1960年代アメリカのアイコン的存在である4人の黒人男性が一堂に会した夜の出来事を描いたドラマ。1964年2月25日、プロボクサーのカシアス・クレイ（後のモハメド・アリ）がヘビー級の世界王者となったことを祝うため、黒人解放運動活動家のマルコムX、アメリカンフットボール選手のジム・ブラウン、歌手のサム・クックが、マイアミのホテルの一室に集まる。話題が公民権運動に及ぶと、彼らは黒人である自分たちの社会的役割について熱く語り合う。

■「サウンド・オブ・メタル　聞こえるということ」

聴覚を失ったドラマーの青年の葛藤を描いたドラマ。ドラマーのルーベンは恋人ルーとロックバンドを組み、トレーラーハウスでアメリカ各地を巡りながらライブに明け暮れる日々を送っていた。しかしある日、ルーベンの耳がほとんど聞こえなくなってしまう。医師から回復の見込みはないと告げられた彼は自暴自棄に陥るが、ルーに勧められ、ろう者の支援コミュニティへの参加を決意する。

■「フランクおじさん」

舞台は1973年。アメリカ南部の田舎町で育った18歳のベスは、叔父フランクが教鞭をとるニューヨークの大学へ進学する。ほかの親族とは違って思慮深く都会的なフランクを、ベスは心から尊敬していた。ある日、ベスはフランクが故郷でずっと隠し続けてきた思わぬ真実を知る。彼は同性愛者で、サウジアラビア出身の男性ウォーリーと10年以上も同棲していたのだ。そんな折、フランクの父の訃報が届き、フランクとベスは車で帰郷することに。ウォーリーも葬儀への参列を望むが、保守的な親族にカミングアウトするつもりのないフランクは頑なに拒否。ところが、納得できないウォーリーはこっそり後を付いてきてしまう。

■「イントゥ・ザ・スカイ　気球で未来を変えたふたり」

気球で前人未到の高度世界記録に挑んだコンビを演じる、実話ベースのアドベンチャードラマ。1862年、ビクトリア朝時代のロンドン。当時では予測不可能と考えられていた天気の予測が可能であると唱えていた気象学者のジェームスは、気球操縦士のアメリアの気球飛行に同乗することを許される。アメリアにとって、その気球飛行は最愛の夫を亡くした悲しみから立ち直るための決意の飛行でもあった。正反対の性格から対立ばかりしていたアメリアとジェームスは、飛行していくなかで次第に心を通わせていくが、前人未到の高度7000メートル超えに成功したふたりに想像を絶する自然の脅威が待ち受けていた。