フランクおじさん

配信開始日:2020年11月25日

解説・あらすじ

「アメリカン・ビューティー」でアカデミー脚本賞を受賞したアラン・ボールが監督・脚本を手がけたヒューマンドラマ。1973年。アメリカ南部の田舎町で育った18歳のベスは、叔父フランクが教鞭をとるニューヨークの大学へ進学する。他の親族とは違って思慮深く都会的なフランクを、ベスは心から尊敬していた。ある日、ベスはフランクが故郷でずっと隠し続けてきた思わぬ真実を知る。彼は同性愛者で、サウジアラビア出身の男性ウォーリーと10年以上も同棲していたのだ。そんな折、フランクの父の訃報が届き、フランクとベスは車で帰郷することに。ウォーリーも葬儀への参列を望むが、保守的な親族にカミングアウトするつもりのないフランクは頑なに拒否。ところが、納得できないウォーリーはこっそり後を付いてきてしまう。「アベンジャーズ」シリーズのポール・ベタニーがフランク、「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」のソフィア・リリスがベスを演じた。Amazon Prime Videoで2020年11月25日から配信。

2020年製作/94分/アメリカ
原題または英題:Uncle Frank
配信:Amazon Prime Video
配信開始日:2020年11月25日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0 すごい良いじゃない!

2026年5月2日
Androidアプリから投稿

暇つぶしに見始めたけど何て良い映画なの!シンプルで簡潔、しかも私の大好きな90分尺!だいたい映画なんて90分台でまとまるはずなんだよ。クソ親父が最後までクソだったけど、まあそのおかげで地固まったと思えばいいか。ベスが天真爛漫あまりにもつまづきがないわーと思って見てたけど、彼女は狂言回しで主役ではないわけね。これがAmazonオリジナルとは、どうせドカドカアクション物とか、大音量でびびらせるホラー映画しかないと思ってましたが見直しました。

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柴犬泣太郎

3.0 叔父のフランクが教職を務めるニューヨーク大学に入学した姪のベス。フ...

2026年4月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

叔父のフランクが教職を務めるニューヨーク大学に入学した姪のベス。フランクの父が亡くなり、ベスと共に実家に帰るが、父は生前、ゲイのフランクを遠ざけていた。
ゲイが原因で父との間に生まれた確執に苦しむフランクの姿が悲しかったです。もっとベスからの視点も欲しかったと思いました。

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あつし

3.5 アメリカ南部

2025年5月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

主人公(ソフィア・リリス)はアメリカ南部で暮らし、たまに帰郷する伯父(ポール・ベタニー)のフランクが大好きだった。
大きくなって伯父が教鞭をとるニューヨークの大学に進む。
そこで伯父が男と暮らす同性愛者とわかる。
そして故郷の祖父が亡くなったとの報せを受け・・・。
主人公の成長が頼もしい。

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いやよセブン

4.0 わかりあえるひとだけでいい

2022年3月21日
PCから投稿

肉親でも無理なことは無理。親だろうが兄弟/姉妹だろうが、けっきょく、じぶんとはぜんぜん違う人間だから、それを認めなきゃいけない。

悲劇なのは、親とじぶんがぜんぜん違う人間だ──ということを知るのが大人になってから──ということ、だと思う。

こどもの頃や思春期や青年期は、(親が)じぶんのことを解ってくれる存在だと信じているゆえに、悲しい思いをしてしまう──そういうことが往往にしてある。

それは、LGBTだけのもんだいだけじゃない。

親とじぶんがぜんぜん相容れないなら、まっとうなことなのに、解ってくれないなら、どこかで決別しなきゃいけない。それは異常なことじゃなく、ふつうのことだ。ちがう人間なんだから、一定の確率で誰にでも起こりうることだ。

じぶんも親が好きじゃない。ただ大人になると俺が親を好きであろうと、好きではなかろうと、そんなことはどうでもいいことだとさとる。ちがう人間なのに曲がりなりにも育ててもらったんだから、かれらに合わせて対応してやればいい。親も悪かったところはあるし、俺も悪かったところはある。蒸し返したり、議論しても仕方がない。親も変わらないし、俺も変わらない。社会で他人とうまくやっていくのと同様に、仲良くやっていけばいい。

ところがゲイとなるとカトリック的にも罪深いこととされ、それが染みついた世代に、解ってもらおうってのは無理。親でも無理なことは無理ってのはそういうこと。

けっきょく、この話はそのおやじが死んだことで、恐ろしく辛い遺言が、結果的に幸福なカミングアウトに繋がってくるという話。

結果論だけれど、おやじはフランク伯父が絶対にする予定のなかったカミングアウトをしてくれた必要悪だった──ことになる。

おやじが死んでつくづく良かった。死んで家族に家族らしい和をもたらしてくれた。そんな解釈でいいし、じっさいそうなのだ。

人間は全方向から好かれるのは無理。
じぶんも、かんぜんに嫌われてしまったやつがいる。かんぜんに嫌っているやつもいる。
死ぬまでそのままだろう。それでいい。

とはいえ青年のときの辛い経験はぬぐい去ることができない。──もっといい時代だったら・・・そんなフランク伯父の願いを託されるのが姪のベス。

映画はそのベス(ソフィアリリス)視点で語られ、とてもさわやかに着地する。ほんとにさわやかにまとまる。よかった。

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津次郎