新海誠作品スタッフが参加する中国アニメ、22年1月放送 豊永利行、櫻井孝宏、古賀葵が日本語吹き替え
2021年12月5日 06:00

新海誠監督作品を手がけたスタッフが参加する、中国発のSFサスペンスアニメ「時光代理人 ‐-LINK CLICK‐-」の日本語吹き替え版放送が決定した。2022年1月からTOKYO MXとBS11でスタートし、豊永利行、櫻井孝宏、古賀葵が吹き替えを担当する。ティザープロモーションビデオと、ティザービジュアルも公開されている。
同作は、繁華街の一角にたたずむ“時光写真館”を営む、「撮影者の意識にリンクし、写真の世界に入ることができる」トキ(程小時/チョン・シャオシー)と、「写真の撮影後12時間のできごとを把握できる」ヒカル(陸光/ルー・グアン)のコンビが、過去を引きずるクライアントたちの依頼を解決していく姿を描く。“過去の改変をしてはならない”というルールにもとづき依頼を遂行していた2人だが、その行動は少しずつ未来を変えていく。2021年4月からbilibili動画で配信され、配信から4カ月で再生回数1.6億回を突破した。
正義感が強く直情的なトキを豊永、冷静沈着で大人びたヒカルを櫻井が演じ、トキの幼なじみで写真館の大家の娘でもあるリン(喬苓/チャオ・リン)役を古賀が担当する。キャラクターボイス入りのティザーPVでは、依頼を受けたトキとヒカルが、写真に“ダイブ”して過去を改変することの危険性について言及。ティザービジュアルには、2人の対照的な姿が描かれている。
スタッフは、新海誠監督作品を多数手がけるコミックス・ウェーブ・フィルムのメンバーが参加。美術監督を「秒速5センチメートル」「君の名は。」の丹治匠、音楽を「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」の天門が務める。そのほか、コミックス・ウェーブ・フィルムの制作で国内公開もされた劇場アニメ「詩季織々」を手がけた李豪凌(リー・ハオリン)が監督・脚本を、韓国のイラストレーターINPLICKがキャラクターデザイン原案を担当している。
以下に、吹き替え版キャストからのコメントを掲載する。
・本作にあたっての意気込み
中国で人気を博しているアニメということで、とても楽しみにしています。人物への介入や時間軸の転移など、ミステリー要素もありそうな作品ですね。ワクワクします。
トキは少しヌケた印象を持つ人物だなと思いました。ただ、自堕落というわけではなくノリの良い人、という印象ですね。今後どうなっていくのか……? 楽しみです。
もしかしたら少しだけ未来のお話なのではないかと思うリアリティのあるファンタジーミステリーだと思っています。
・本作にあたっての意気込み
ヒカル役の櫻井孝宏です。とても洗練された、今っぽさを感じる作品だと思いました。原音の持つニュアンスや軽やかさを損なわないようキャラクターを表現したいです。
口数少なく淡々としてる印象です。分析、選択、予測と彼の役割は冷静さが必要で、それが彼のクールな装いに結び付いているようです。個人的には少し意地悪なところを好ましく思ってます。
この「時光代理人」は野暮ったい説明がなく、話を追っていれば大体のディティールがつかめる作りになっています。自由で直感的な面白さを味わえる作品です。ぜひ見てください。
・本作にあたっての意気込み
リン役を担当させていただきます、古賀葵です。この作品は、一話一話、色んな角度から心に訴えかけてくるストーリーになっていて、「自分だったらどうするか」「日々どんな風に過ごしているか」改めて自分を見つめ直すきっかけになる作品だなと思います。
リンは、明るいお姉さん的な部分もありつつ、時に2人と子供みたいな戯れあいをしちゃうところもある可愛らしい女の子です。
3人のやりとりや、ストーリーの世界観に夢中になっていただけるように頑張ります。これからよろしくお願いします!
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント