セット製作費2億円! 「スティール・レイン」リアルに再現した潜水艦に注目
2021年11月16日 18:00

「弁護人」のヤン・ウソク監督が手掛けた軍事アクション超大作「スティール・レイン」が、12月3日から公開される。劇中に登場する原子力潜水艦のセットは徹底的にリアリティを追求し、完成度の高い映像も大きな見どころの一つとなっている。
全世界が注目する「平和協定締結」に向け、韓国大統領、北朝鮮委員長、アメリカ大統領による首脳会談が北朝鮮で開催された。米朝間の意見が割れるなか、核兵器放棄と国交正常化に強く反対する北朝鮮の護衛司令部パク総局長による軍事クーデターが勃発。三首脳は弾道ミサイルを搭載した原子力潜水艦「白頭号」に拉致監禁されてしまう。核戦争に発展しうる緊迫状態のなか、国家の威信と野心をかけた者たちの思惑が交戦し、逃げ場のない潜水艦は戦場さながらの激闘へと突入していく。
ウェブコミック作家でもあるウソク監督がメガホンをとり、脚本も担当。自身の原作を映画化した「鋼鉄の雨」で主演を務めたチョン・ウソンとクァク・ドウォンを再びキャストに迎え、チョンが韓国大統領、クァクが北朝鮮高官、「その日の雰囲気」のユ・ヨンソクが北朝鮮の最年少指導者をそれぞれ演じた。
韓・朝・米の首脳が監禁された原子力潜水艦「白頭号」の映像は、美術監督ヤン・ホンサムによって作られている。ヤンは1999年の韓国初の潜水艦映画「ユリョン」に特殊効果スタッフとして参加し、本作ではその時の経験を細部にわたりパワーアップさせ、迫力満点のリアルな映像を生み出した。
「白頭号」のセットは、「北朝鮮ならば、ロシアの潜水艦をモチーフに自主的な変形を加えて作ったであろう」という前提のもと、セット製作だけで丸々2カ月が掛けられ、潜水艇のセットだけで約20億ウォン(=約2億円)の予算が費やされた。さらに、セットの各種デバイスや内部デザインを原子力潜水艦の機能に見合ったものとするため、実際に韓国海軍に服務していたキム・ヨンウ前艦長が監修にあたり、プリプロダクションから撮影中も現場に常駐しながら、詳細にわたって正確なアドバイスを与え撮影が進められた。
そのアドバイスは潜水艦の構造のみならず、乗組員役の俳優たちの行動やライフスタイルにまでおよび、ヨンウ艦長が「全員、今すぐにでも潜水艦乗組員として服務がこなせるほどだ」と合格点が与えられた。
「スティール・レイン」は、12月3日よりシネマート新宿ほか全国ロードショー。
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