「四畳半タイムマシンブルース」22年に配信&劇場公開 浅沼晋太郎、坂本真綾らおなじみキャスト出演
2021年11月8日 23:00

アニメ「四畳半タイムマシンブルース」が、2022年にDisney+(ディズニープラス)で独占配信、劇場公開されることが決定した。あわせて、「私」役の浅沼晋太郎、明石さん役の坂本真綾ら、テレビアニメ「四畳半神話大系」でおなじみのキャストが出演することも明らかとなった。
同作は、森見登美彦氏の小説「四畳半神話大系」の登場人物たちが「サマータイムマシン・ブルース」の世界で右往左往する青春SFコメディ。「サマータイムマシン・ブルース」は劇団ヨーロッパ企画の公演として上演された戯曲で、森見氏の小説のアニメ脚本を多く手がける上田誠(ヨーロッパ企画)が手がけている。夏目真悟が監督を務め、サイエンスSARUがアニメーション制作を担う。
22年にディズニーを通して全世界配信され(※中国本土をのぞく)、日本ではDisney+の見放題作品として独占配信される。Disney+でシリーズ数話を先行配信後、劇場版として再編集されたものが上映される。また、Disney+のみの完全オリジナルエピソードの配信も行われる。
「私」役の浅沼、明石さん役の坂本のほか、小津役の吉野裕行、城ヶ崎先輩役の諏訪部順一、羽貫さん役の甲斐田裕子が続投。故・藤原啓治さんが演じた樋口師匠役は、劇場アニメ「夜は短し歩けよ乙女」公開時に代役を務めた中井和哉が演じる。
「私」役の浅沼は、「僕の声優としてのターニングポイントになった作品は、間違いなく『四畳半神話大系』でした」と振り返り、「11年の時を経てまた再び、薔薇色のキャンパスライフを求め、責任者を探し、黒髪の乙女や悪友と奔走することができるなんて、無類の喜びです」と語っている。
メインキャスト6人のコメント全文は、以下のとおり。
僕の声優としてのターニングポイントになった作品は、間違いなく「四畳半神話大系」でした。
11年の時を経てまた再び、薔薇色のキャンパスライフを求め、責任者を探し、黒髪の乙女や悪友と奔走することができるなんて、無類の喜びです。願わくば、あの人の元まで届きますように。
長い時を経て彼らに再会できることにとても興奮しています。あの頃の私だからできた明石さんを、あるいはあの頃の私には届かなかった明石さんを、今からどんなふうに迎えにいけばいいか、ソワソワしています。タイムマシンに乗って、とても大事な、でも些細な何かを取り返しに行きたい、まさにそんな気分です。とにかく楽しみです。
「四畳半~」といえば、様々な作品がある中で、私にとっての理想とする声優らしさをもって関われた作品であり、本当に感謝せずにはいられない作品のひとつです。今作もまた変わらずの? 役所を演じられるのは光栄でもあり、楽しみでもあり、恐ろしくもあり、我々は運命の黒い糸で結ばれてるというわけです。皆さんにも覚悟してお付き合いいただければと思います(笑)。
「夜は短し歩けよ乙女」での貴重な経験。藤原啓治さんの最高に魅力的な樋口師匠に対して、自分なりの別物を作ろうとジタバタしたことは強く印象に残っています。今回再び演じさせていただけることは本当に光栄ですし、あの不思議で素敵な京都に早く戻りたい気持ちでいっぱいです。今回も多分、いやきっとジタバタするでしょうが、楽しんで全うしたいと思います。
森見ワールドでふたたび生きられる機会がやって来るとは……今の気分は、なんという重畳!といった感じでございます。
いろいろと問題アリな人物である城ヶ崎氏。今作でも跳梁跋扈する心持ちで、のびのびと演じさせていただけますと幸いです。いや~本当に楽しみです。
再びあの四畳半の世界に浸れることにワクワクしています!10 年以上の月日が経っている事に驚きです。そんなことはものともせず、今も羽貫さんはキンキンのお酒を煽り、レロレロンと楽しんでいるでしょう。クーラーのつかない暑い暑い四畳半に迷い込むその日まで、小説や戯曲や映画の別次元に寄り道してみようと思います。
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