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レオス・カラックス監督8年ぶりの新作はアダム・ドライバーが歌う! 「アネット」22年春公開

2021年10月28日 09:00

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第74回カンヌ国際映画祭では監督賞を受賞
第74回カンヌ国際映画祭では監督賞を受賞
(C)2020 CG Cinema International / Theo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinema/

フランスの鬼才レオス・カラックス監督の8年ぶりの新作となる「ANETTE(原題)」が、「アネット」の邦題で2022年春に公開されることが決定した。

ホーリー・モーターズ」以来となるカラックス監督の新作は、初めて全編英語でミュージカルに挑んだ“ロック・オペラ・ミュージカル映画”。主演は、製作プロデューサーも務めたアダム・ドライバーと実力派のマリオン・コティヤール。人気スタンダップコメディアンのヘンリー(ドライバー)と、一流オペラ歌手のアン(コティヤール)、そして2人の間に生まれたアネットによって、ダークなおとぎ話が繰り広げられる。第74回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、監督賞を受賞している。

原案は、ロン&ラッセル・メイル兄弟によるポップ・バンド「スパークス」。彼らがストーリー仕立てのスタジオアルバムとして構築した物語が、「スパークス」とカラックス監督の出会いによって映画へと発展。劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわり、カラックス監督ならではの映像美が相まって、唯一無二の作品へと昇華した。カラックス監督が「父親になってからの映画」と特別な想いを語るほど、自身の人生を色濃く反映している点も見どころだ。

また、ドライバーが、本作で初めて役者以外に、長編映画のプロデューサーも務めていることも注目を集めている。その理由については「レオスの映画だから。スパークスが作曲したミュージカルだから」「リハーサルや大規模なセットを必要とするような大がかりなシーン、それに多くの未確定要素があったから。全部がチャレンジに思えたけど、唯一無二のものになるだろうと思ったんだ」と語っている。

アネット」は、22年春に渋谷ユーロスペースほか全国公開。

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