オスカー女優エマ・トンプソンに、ビーニー・フェルドスタインがド緊張! 共演シーンおさめた「ビルド・ア・ガール」メイキング映像
2021年10月28日 19:00

ティーンエイジャーが失敗を繰り返しながらも、“自分づくり”に奮闘する姿を描いた「ビルド・ア・ガール」(公開中)で、主演のビーニー・フェルドスタインと、オスカー女優エマ・トンプソンの共演シーンのメイキング映像が披露された。「昨夜は緊張してほとんど眠れなかった」と語る初々しいフェルドスタインと、そんな彼女を「唯一無二のスター」と絶賛するトンプソンが切り取られている。
本作は、「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズの製作陣が、作家でコラムニストのキャトリン・モランの半自伝的小説を映画化したもの。文才と想像力を武器に、大人社会に飛びこんだ高校生のジョアンナが、失敗を繰り返しながらも“自分づくり”に奮闘する姿を描き出す。「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」「レディ・バード」など、青春映画のアイコンとしての地位を確立したフェルドスタインがジョアンナ、アルフィー・アレンが、ジョアンナが憧れるロックスターのジョン・カイトを演じた。
1993年、イギリス郊外に家族7人で暮らすジョアンナは、底なしの想像力を持ち、文才に長けた16歳の高校生。しかし、あふれんばかりの表現や自己実現への欲求を持て余し、悶々とした日々を送っていた。彼女はある日、大手音楽情報誌「D&ME」のライターに応募し、ひとりで大都会ロンドンへ乗りこみ、仕事を手に入れることに成功。髪を真っ赤に染め、大胆で奇抜な衣装に身を包み、やがて過激な記事を書きまくる辛口批評家“ドリー・ワイルド”へと変身した彼女は爆発的な人気を得るが、徐々に自分の心を見失っていく。

劇中でジョアンナを導いていく、「THE FACE」の編集長アマンダ・ワトソン役で登場するトンプソン。「ハワーズ・エンド」で第65回アカデミー主演女優賞、主演と脚本を兼ねた「いつか晴れた日に」で第68回アカデミー脚色賞を獲得し、世界的な女優、脚本家として常にトップを走り続けてきた。
ハリウッドで働く女性を取り巻く体制に、声を上げ続けてきたトンプソンは、「『社会で女性としての振舞い方』を誰もが考えなくてはいけない現代に、これ以上ピッタリな作品はないと思う」と語る。コーキー・ギェドロイツ監督は「映画の最後に象徴的な人物を登場させたいと思っていた。誰か大物が登場して、主人公に『あなたは素晴らしい。混乱して、間違いを犯し、馬鹿なこともやってしまったけど、それでもあなたは素晴らしい』と言ってほしかった」と、トンプソンの起用理由を明かした。

メイキング映像は、辛口音楽ライター“ドリー・ワイルド”として活躍するものの、本当の自分を見失っていたジョアンナに、アマンダが「あなたはこれを書くべきよ」と、作家としての未来を示すシーンの撮影風景をとらえている。トンプソンと初共演を果たしたフェルドスタインは、「エマとの仕事は本当に幸せだった」「彼女はすごくあたたかくて面白い人。ミュージカルの話をしたんだけど、夢のようだった」と笑顔を浮かべる。一方のトンプソンも、「彼女のために脚本を書きたいと考えてしまう。彼女は唯一無二のスターで、素晴らしい若い女性でもあり、とてもひたむきで献身的。さらに様々なことに優秀で、仕事に対してプロフェッショナル。ビーニーは“ホンモノ”よ」と、賛辞をおくった。
映像では、フェルドスタインとトンプソンが談笑し、和やかに撮影を進めている様子も。さらに、原作者のモランが、「高級店のチョコレートの箱を持ってセットにやってくると、みんなにチョコをふるまって回ったの。エマ・トンプソンって、そういうことが自然にできる人。彼女がセットに来た日は“エマ・トンプソンの日”として知られているわ――もう、まるで聖人よ!」と語る通り、トンプソンが周囲を気遣う“神対応”もおさめられている。
(C)Monumental Pictures, Tango Productions, LLC, Channel Four Television Corporation, 2019
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