東京国際映画祭「Amazon Prime Video テイクワン賞」ファイナリスト作品発表! 審査委員長は行定勲監督
2021年10月23日 14:00

第34回東京国際映画祭(10月30日~11月8日)で上映される「Amazon Prime Video テイクワン賞」のファイナリスト作品が決定した。
同賞は、国内外で優れたオリジナル作品を制作し多様な映像作品を配信する「Amazon Prime Video」の協賛を得て、東京国際映画祭が“更なる才能の発掘”を目指して設立されたもの。対象となったのは、これまで商業映画の監督、脚本、プロデューサーを担当したことがない日本在住の映画作家の15分以内の短編作品。応募期間の約2カ月の間に、223本の作品が集まった。
ファイナリスト作品から受賞者を選出する審査員チームでは、審査委員長を行定勲監督が担当。女優の渡辺真起子、美術監督の磯見俊裕氏、元駐日マケドニア大使で映画監督のアンドリアナ・ツベトコビッチ氏、Amazonスタジオアジアパシフィック責任者のエリカ・ノース氏が審査員という名を連ねる。

東京国際映画祭初日となる10月30日の午前10時30分から TOHOシネマズシャンテにてファイナリスト作品9本の上映を実施。上映前には行定監督、Amazon Prime Videoの児玉隆志氏(プライム・ビデオ ジャパンカントリーマネジャー)との対談を行う予定だ。受賞結果は、11月8日、TOHOシネマズ日比谷でのクロージングセレモニーで発表される。
ファイナリスト作品は、以下の通り。

列車が暗闇を走っていく。乗客がみる夢のなかを金魚が漂う。

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