芸術は不要か? コロナ禍で「映画を作って生きる」藤井道人×上田慎一郎×三島有紀子の答え
2021年9月29日 12:00
2020年。新型コロナウイルス(COVID-19)が蔓延し、映画業界も多くの作品の制作や劇場公開が中止・延期に追い込まれていた。そんなとき、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが、ある企画を立ち上げる。その名は、「DIVOC-12」(10月1日公開)。
「COVID-19をひっくり返す」をコンセプトに掲げた本企画は、クリエイター、制作スタッフ、俳優が継続的に創作活動に取り組めるように、短編映画を製作する機会を生み出すというもの。「ヤクザと家族 The Family」の藤井道人、「カメラを止めるな!」の上田慎一郎、「幼な子われらに生まれ」三島有紀子の3人の監督がリーダーとなり、それぞれが3人の監督とチームを結成。計12人の監督が、10分のオリジナル短編映画を制作した。
制作発表から、約1年。3人はどのような想いのなか、この企画に挑んだのか。座談会のなかで、それぞれの矜持が紐解かれてゆく。(取材・文/SYO)
――2020年10月に制作発表会見が行われ、約1年をかけて劇場公開を迎えます。いまのお気持ちをお聞かせください。
藤井:じゃあ、末っ子から(笑)。2020年の夏くらいにお話が来たんですよね? それですぐにこの3人の参加が決まって……。
上田:みんなで1回リモート打ち合わせをしましたね。
藤井:しました! 最初はまだふわっとしていたので(笑)、色々話し合って詰めていきましたね。
コロナ禍は現在進行形ですし、現在地という感覚が僕は強いです。やっぱり僕らは発表し続けることを生業にしていますし、12人がそれぞれ“いま”本当に撮りたいものをスクリーンに向けて撮ったんだ、そのための1年だったんだというのは完成した映画を観て感じました。
上田:最初は公開時期までには状況が落ち着いているイメージでしたが、1回撮影が中断してしまったり、なかなか大変ではありましたね。皆さんもコロナ禍が思った以上に長引いて、我慢が限界に来ているかと思います。そうした溜まっているものを、少しでもこの映画で軽くできたらなとは感じます。
三島:おふたりのおっしゃる通り、私たちは映画を作って生きていますから、コロナ禍の中で1本の映画、ひとつの企画として形にできたのは、すごく大きいなと思いました。こんな時期だけど映画の力を信じたいという12人のエネルギーを感じましたね。だから、皆さんにいろんなことを忘れて楽しんでいただきたいですし、物作りに携わっている方や志している方が本作を観て「観てくれる誰かのためにまた作ろう」と感じてくれたら有り難い、と思います。
――いま三島監督がお話してくださったように、本作はコロナ禍で発表の機会が減ってしまったクリエイター支援プロジェクトでもあります。
藤井:去年このお話をいただいたときはまだ自分の中で明確な答えがなかったのですが、そのときはコロナに対して「頑張ろう。どうにかなるさ」くらいの時期だったんだと思います。それが撮影に至るまでの間に怒りや絶望に変化していきました。僕は撮影が最近だったこともあり、本当にこの1年考えた抜いた結果がちゃんと出たように思います。
それこそ「芸術は必要か」みたいな議論が持ち上がって、すごく悩みましたし、三島さんがおっしゃったように僕たちはそれで食べていて、自分たちの生活に直結する。でもそれが色々なものを圧迫する要因になってしまっているのかな……と被害妄想を抱いていた時期もありましたが、それでも僕たちは撮るしかない。この1年を通して、それを改めて感じました。
上田:「DIVOC-12」の制作発表がされたタイミングは、まだ「抑えておこう」という空気感があったように思います。そんななか、ソニー・ピクチャーズは「いまだからこそやるんだ」とお金を出してくれた。それがすごく良いですよね。だからこそ、僕らは進んで行けたと思います。藤井さんがおっしゃったような映画に対する“圧”は僕もすごく感じますが、映画を通して訴えていきたいし、表現していきたい。その場を与えていただけたのは、本当にありがたいです。
三島:2020年の6月に、過去作がドイツ・フランクフルト日本映画祭で上映される機会があり、女性監督たちのトークセッションにオンライン参加したんです。そのときに「コロナ禍で、私たちは今後映画を撮ることができるのか」という不安の声が上がったのですが、どんな時代も先人たちが映画を続けてきましたよね?だからきっと新しい形の何かが生まれるのではないか、とお話していたんです。そんなときに「DIVOC-12」のお話をいただきました。ああ、こうやって形を変えて、やっぱり映画は続いていくんだなと希望を感じたのを覚えています。「作る場」を与えていただけたことは、「作りたい」という心の有り様を守ってくれた感じがありました。
私は昨年末に撮影を行ったのですが、上田さんが先ほどおっしゃったとおり、その後に制作が中断して、自分のチームの監督たちの作品が一旦止まってしまいました。ただそのなかでも「絶対に作れる、絶対に撮るんだ」という気持ちをみんな強く持ってましたし、それをプロジェクトのみなさまが最後まで守ってくださった気がします。
――今回は「10分間のオリジナル映画を作る」という座組ですが、ちょっと自主映画的な原点回帰の要素があったのであないでしょうか。
藤井:おっしゃる通り、感覚はもろ自主映画でしたね。三脚だけ持って走るみたいな感じでした(笑)。
上田監督と僕は同世代で、インディーズからずっと一緒にやってきた仲ですが、「ユメミの半生」を観たときにすごい初期衝動が戻ってきている感じを受けて、嬉しかったです。
上田:いい意味で、10分って無茶できるんですよね。
藤井:そうそう。
三島:二人と世代は違いますが(笑)、私も同じく自主映画を作っていました。おっしゃる通り、自主映画的に「やりたい」と思ったものをピュアな状態のまま作ることができたのは、すごくありがたかったですね。
藤井:ああ、その「ピュアに作ることができた」という感じ、すごくわかります。無責任というと語弊がありますが、普段よりも背負っているものが軽い感覚はありましたね。宣伝や配給、その他いろいろの商業的なものを12人で分け合って担えるから(笑)。この感覚はすごく久々でしたね。
上田:確かに。一人の長編だと、責任が重いですよね(笑)。
三島:(笑)。12人それぞれみんながそれぞれやりたいことに手を出して、アイデアをどんどん投入した感じがありますよね。
――藤井監督は3日間で北海道・京都・沖縄・東京で撮影、上田監督は新技術「バーチャルプロダクション」を導入し、三島監督は厳冬の浜辺で貧困問題のドラマを紡ぎました。観る側からすると「よく10分の尺でこれに挑んだな」と思うのですが、皆さんからすると「自由度が高かった」という感覚なんですね。
三島:もちろん、コロナ禍での撮影なので多くの制限はありました。ただクリエイティブにおいては、非常に自由度は高かったですね。みんなそれぞれが撮りたいものを楽しんで作っていた感覚があります。
上田:10分と決められたなかでの自由って、実は結構あるんですよ。長編だったら予算的にも難しそうなことだってチャレンジできるし、「何分でもいいよ」と言われるより、この枠の中でどう遊ぶかを考えられるから、ビジョンが描けます。
三島:「もうちょっと尺があったら」とももちろん思いますが、ある意味どこまで個々のメッセージを凝縮して、どれだけ観る方に想像させるか、というチャレンジでもあるのかなと思いました。私たちのチームが目指したのは、コロナ禍の中で作家として見つめたことをちゃんと映画に落とし込むということでした。あとは、「ファーストカットにはそれぞれの思想が出るから大切にしよう」ということを話し合いました。
藤井・上田:へぇー!
藤井:三島さんチームは、そこを統一したんですね。
上田:そこに注目して、もう一回観たいな。ちなみに三島さん、10分間の短編って作ったことはありますか?
三島:いや、短くても20分くらいですね。
上田:20分だったら「起承転結」いけるんですが、10分だと「承転」くらいですよね。それは難しかったな。
三島:私は説明をなるべくカットして、象徴的な映像と表情のお芝居でお客さまの想像に委ねる形に挑戦しようと思いました。
上田:うちのチームは、とにかく本打ち(脚本の打ち合わせ)を重ねました。どう「起承転結」を10分に収めるか、知恵を絞り合いましたね。
藤井:三島さんや上田さんのチームがファミリーだとしたら、うちはBABEL LABELという一つの組織のルーキーたちという感じ。僕からは「コロナ禍で発表できる機会なんてそうそうないから、自分がこういう人間だというのを発表できる名刺を作りなさい」とだけ伝えました。
上田・三島:おおー。
三島:でも、すごくわかります。「名刺」という言葉は使わなかったけど、「これが自分の作品である、というのは打ち出さないといけないよね」と伝えました。
上田:10分だと、観てもらいやすいですしね。今後の活動において、プレゼン資料としても使えるのは大きいと思います。
三島:そうそう。それに、私自身も改めて打ち出したいという想いはあったから、12人全員がそういう気持ちだったかもしれない。
上田:そうですね。12人全員の名刺が配られる感じはあると思います。
三島:ああ、いいですね。「12人の監督の名刺をご覧ください」(笑)。
藤井:(笑)。
――本作を拝見して、映画の素晴らしさを感じると同時に、この映画を観た作り手は「自分だったら10分で何を作るだろう」と創作欲に火をつけられるのではないかと感じました。
藤井:そうですね。言ってしまえば、僕ら12人は機会をいただいてしまった側ですからね。でも、本作を観て下さった作り手たちが「いや、俺のほうが面白いもの作れるぞ」と焚き付けられてくれたら、すごく嬉しいです。
僕自身も、他の11人が何を作るんだろうと意識したときに、商業映画とは全く違う感覚になりました。自主映画のコンペのときに「他の監督は何撮ってるんだろう」と思っていたときに近い。
上田:ほのかなライバル心……(笑)。
藤井:それ!(笑) でもそういった対抗意識って、昔から芸術家はみんな持っていたと思うんです。それが支えにもなっていて「この人たちが作っていて悔しいから、自分たちもやってやろう」と思えるだろうし、その気持ちがある以上は作っていていいんだよ、と思います。こっちも作り続けていたいし、ライバル視してほしい気持ちはありますね。
上田:わかります。今回は12作品で1つの映画ですが、他の作品が面白かったらやっぱり悔しい(笑)。チーム内ですら、それは思います。
藤井・三島:(笑)。
上田:でも、「自分も作りたい」って一番うれしい感想ですね。だって、観た人を動かした映画なわけですから。
――本作は、先ほど藤井監督がおっしゃった「芸術は不要不急なのか」論に対する、アンサーだとも思うんです。「ものを作っていていいんだよ」という。そうした意味でも、本当に意義のある企画でした。
上田:今回、僕らのチームに公募枠で入ってくれたエバンズ未夜子は、唯一の10代なんです。もちろん僕は「彼女の映画が観たい」と思って選んでいますが、19歳の彼女がこの中で映画を作って発表することが、他の多くの若手に影響を与えるだろうなとも感じますね。
三島:自分自身が10代のときを振り返っても、プロのみなさんと撮れるなんて考えられませんよね。私はやはり、助監督をやっていた時期があるからかもしれませんが、助監督で、作りたい作品があり才能のある方に撮ってもらえるチャンスがあってほしいと思いますね。撮りたくても撮れない時期もある。けど、“その可能性は新しい形でやってくるのかもしれない”今回の「DIVOC-12」を通して、そんな風に思ってもらえたら嬉しいですね。だからこそ、このプロジェクトを本当に続けていってほしいです。
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