【ロングインタビュー】ダニエル・クレイグ「本当に最後だ」 ラミ・マレックと「007」最新作を語る
2021年9月25日 13:00

「007」シリーズの最新作「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」から、ジェームズ・ボンドを演じたダニエル・クレイグ、敵として立ちはだかるサフィンを演じたラミ・マレックのロングインタビュー映像が披露された。
2006年に公開した「007 カジノ・ロワイヤル」から本作まで、5作にわたってボンドを演じたクレイグは、本作への出演について「本当に最後だ。おそらくね。冗談だ。本作で最後だよ」と、改めてシリーズからの引退を宣言。「007」が人生に与えた影響を聞かれると「話すと長くなる。とてもじゃないが時間が足りないよ。あまりにも(影響が)大きくて言葉にできない。人生そのものも、キャリアに関する何もかもが一変した作品だ」と深い思いをにじませた。
完璧な頭脳と狂気を併せ持つサフィンを演じたマレックは「ダニエルを前にしても気後れしないように十分準備したつもりだったけど、初めて現れた時の、ダニエルの武器の持ち方にやられた」と嬉しそうに語る。「あまりのオーラに最初のセリフが出てこなかった。(気迫に圧された?)イエス! だって、ビビらない俳優はいない。ボンドを何年も演じたこの人物を前にしたら、俳優ではなくたって及び腰になるはずだよ」と前のめり気味で話すと、照れるように微笑んでいたクレイグは「気づかなかった。ラミは真剣そのものでプロに徹していた。役になり切っているおかげで、その場にいるだけで自然にリアクションできる」と返し、「光栄だな。ありがとう」「とんでもない」とお互いを称える一幕も。
陸・海・空で激しいアクションを繰り広げる本作について、クレイグは「歳をとって全てが昔より大変だよ(笑)」と笑い、トレーニングについては「1年ほどしたよ」と明かす。マレックが「1作目を始めた頃は数ヶ月で済んだそうだ。今はもう少しかかるって」と、撮影中に聞いた裏話を披露すると、クレイグは「昔は6カ月もあればすごくいい体に仕上がった。歳をとって期間が長くなった。でもそれだけの価値はある」と話す。
インタビュー映像ではそのほか、マレックがキャスト、スタッフらと悪役サフィンを作り上げた秘話や、クレイグが「究極的には“愛”についての物語」と本作を紹介する姿などが収められている。
「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」は、10月1日に全国で公開。
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