瀧内公美、主演映画「由宇子の天秤」公開にホロリ「本当に幸せ」
2021年9月18日 14:27
春本監督が映画、ドラマの現場で10年以上、助監督をした経験から「商業主義の中ではベストセラーや漫画、アイドルでないと企画が成立せず、忖度(そんたく)した脚本しか書けない。自分が監督する時は、その体制ではできない」と一念発起。自身で資金を集めて製作にこぎつけた意欲作だ。
ドキュメンタリーのディレクターが、父親から明かされた衝撃の事実によって自身の正義が揺るがされていく姿を描く。瀧内は、3年前の春本監督の「かぞくへ」を見て「キャストの皆さんの芝居が素晴らしく、感動で大号泣した。機会があったらご一緒したいと、その場でプロフィールを渡しました」という速攻が実って主役の座を射止めた。

「真実を伝えることが正義だと思っていたものに矛盾や葛藤(かっとう)が降りかかるけれど、出会った人は皆心を開いてくれる。イヤな部分もあるが、誠実さとのバランスに気を付けて演じた」と説明。撮影現場のスタッフは常時7人という少数精鋭で、「監督は大変だったと思うが熱量がすごくて、素敵なスタッフやキャストにも支えていただいた」と感謝した。
ベテランの光石も、「モチベーションは監督の熱量。身を削るように作っていたので、こちらも応えなければという思いでいた」と同調。撮影当時18歳だった河合は、「まっさらな状態で骨太な作品に参加できたことが光栄。ワークショップにも参加し、リハーサルも時間を取ってもらえたのでぜいたくでした」と振り返った。

瀧内が、「光石さんが『お金はあるから、ご飯を食べなさい』と何度もごちそうしてくれた」、河合も「お金はあると言っていましたね」と追随し、光石を慌てさせる一幕も。それでも瀧内は最後に、「出演できて本当に幸せ。自主映画がいろいろな方々が宣伝してくださって、大きくなったことがうれしい。まだまだ皆さんのお力をお借りして広げていければ」と声を詰まらせながら呼び掛けた。
春本監督は、「自主映画と言われているが、参加している人はずべてプロ。商業映画とそん色ない。これは独立映画です」と強調。そして、「今後もこのスタイルでやっていきます」と高らかに宣言した。
(C)2020 映画工房春組合同会社
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