木村拓哉、ファンに感謝 主演作「マスカレード・ナイト」前作超えの好スタート
2021年9月17日 20:20

東野圭吾の推理小説「マスカレード」シリーズを実写映画化した「マスカレード・ナイト」が9月17日、全国356館で封切り。東京・TOHOシネマズ六本木で初日舞台挨拶が行われ、主演の木村拓哉、共演する長澤まさみ、小日向文世、渡部篤郎、鈴木雅之監督が出席した。
2019年に映画化され、興行収入46億4000万円の大ヒットを記録した「マスカレード・ホテル」に続く実写2作目。木村が警視庁捜査一課のエリート潜入捜査官・新田浩介、長澤が「ホテル・コルテシア東京」の優秀なコンシェルジュ・山岸尚美を演じる。前作に引き続き「ホテル・コルテシア東京」を舞台に、新田と山岸の“水と油”バディが、仮装した500人が集結したカウントダウンパーティに紛れ込んだ未解決殺人事件の犯人逮捕に奔走する。

コロナ禍での撮影を経て、現在も終息の見込みが立たない中での封切りに、木村は「公開できるのかどうかも含め、考えなければいけない状況でしたが、こうして胸を張って皆さまにお届けできてうれしい」と感無量の面持ち。ファンを目の前に「受け取ってくださる方々がいる喜びが一番大きい」と感謝を示し、「そうでなければ、僕らは作品づくりはできない。そういう気持ちを大きく感じます」と初日を迎えて、背筋を伸ばした。
前作に続き、木村と再共演した長澤は「ご一緒していて、信頼がありますから。それをもっと深めていきたい」とバディ継続に意欲。舞台挨拶では原作者の東野氏から届いた「(木村の演技は)執筆していた時以上にすてき」「次回作の参考にします」というコメントも届き、登壇者たちが安どの表情を浮かべる場面もあった。
東宝によると「マスカレード・ホテル」対比107%、興収50億円も視野に入るスタートダッシュを切っており、木村は「この映画は完成しましたが、東野先生の『マスカレード』シリーズは終わっていないという事実もある。前を向いていけば、このメンバーでまた舞台挨拶できる日が来るんじゃないか思う」とさらなる飛躍に期待を寄せていた。
フォトギャラリー
関連ニュース






約30年ぶりの2Dアニメ劇場版「LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族」が画期的な理由とは?【コラム/細野真宏の試写室日記】
2025年6月26日 06:00
映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント