佐藤健&阿部寛&林遣都、雨の中を激走 「護られなかった者たちへ」メイキング映像公開
2021年9月17日 07:00
瀬々敬久監督が中山七里氏の小説を映画化した「護られなかった者たちへ」のメイキング映像(https://youtu.be/oN6yhtgfdvQ)が披露された。連続殺人事件の容疑者を演じた佐藤健を、刑事役の阿部寛と林遣都が雨の中全速力で追いかけるシーンの撮影模様を収めている。
東日本大震災から10年が経った宮城・仙台で、全身を縛られたまま餓死させられるという不可解な連続殺人事件が発生する。捜査線上に浮かび上がったのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの男・利根泰久(佐藤)。刑事の笘篠(阿部)は利根を追いつめるが、決定的な証拠がつかめないまま、第3の事件が起きようとしていた。
披露されたのは、本編の中でも、苫篠と部下の蓮田(林)が利根に初めて接触する、緊張感高まる場面。現場では「もう一丁、まだ熱い画は撮れてないぞ!」と瀬々監督から声が上がるなど、熱気あふれる撮影となった。
キャストとスタッフを悩ませたのは、当日の雨。瀬々監督は雨の中で撮るつもりはなかったが、スケジュール的にもあとがない状況。全身ずぶぬれになりながら、幾度も繰り返し走る佐藤、阿部、林、必死でついていく撮影隊。長距離走り続けるカットが繰り返し撮影された。
このシーンの撮影は佐藤と阿部も相当堪えたようで、佐藤は「長いんですよ、距離が(笑)。結構何回もやりましたから。雨も降っていて疲れました」と話し、阿部も「雨の中1日中、林君と何十本も200メートル以上のダッシュをしたのですが、20年ぶりくらいに全速力で走って、結構(体力が)もったので、自分の中ではちょっと嬉しかったです(笑)」と撮影を振り返っている。
「護られなかった者たちへ」は、10月1日から公開。