スピルバーグ版「ウエスト・サイド・ストーリー」 名曲「Tonight」に心を掴まれる新予告
2021年9月17日 04:00

スティーブン・スピルバーグ監督が、ブロードウェイミュージカル「ウエスト・サイド物語」をリメイクする「ウエスト・サイド・ストーリー」の新予告編(https://youtu.be/g1fDo8ppz24)と海外版の新ポスターが披露された。映像には、名曲「Tonight(トゥナイト)」が響き、華やかでエネルギッシュなダンスシーンがちりばめられている。
物語の舞台は1950年代の米ニューヨーク・マンハッタン。ウエスト・サイドには、夢や成功、そして自由を求める多くの移民たちがいた。しかし、差別や偏見による社会への不満を抱えた若者たちは、やがて仲間と集団を作り敵対し合っていく。ある日、ポーランド系移民のチーム「ジェッツ」の元リーダーであるトニーと、対立するプエルトリコ系移民のチーム「シャークス」のリーダーの妹マリアが出会い、一瞬でひかれ合う。ふたりの禁断の恋は、多くの人々の運命を変えていく。

予告編は、「異なる立場を超えて、私たちは手を取り合うことができるのか?」というメッセージがこめられた「Tonight」で幕を開け、ダンスホールで運命的な出会いを果たすトニーとマリアを映す。しかし、敵対するグループに属する者同士の恋は許されず、マリアは兄から「奴には会うな」と釘を刺され、トニーは仲間から「シャークス」との戦争への協力を頼まれる。2つのグループの激しい決闘が繰り広げられる一方で、ダイナミックでスタイリッシュなダンスシーンも切り取られ、禁断の恋物語の行方が気になる仕上がりとなった。海外版のポスターは、手を取り合うトニーとマリアの影を印象的にとらえている。

「ベイビー・ドライバー」で注目を集めたアンセル・エルゴートが主人公トニーを演じる。マリア役は、約3万人のオーディションを勝ち抜き、ディズニーの実写映画「白雪姫」のヒロインにも抜てきされた新人レイチェル・ゼグラー。また、61年製作の映画版「ウエスト・サイド物語」で、「シャークス」のリーダーの恋人アニータを演じ、米アカデミー助演女優賞を受賞したリタ・モレノが、トニーの良き理解者として出演する。
トニー賞を獲得したジャスティン・ペックが振付、パリ・オペラ座の音楽監督を務めるグスターボ・ドゥダメルが音楽指揮を担当。トニー賞とピューリッツァー賞を受賞したトニー・クシュナーが、初のミュージカル作品に挑むスピルバーグ監督とともに、脚本を手がけた。

1957年にブロードウェイミュージカルとして誕生した「ウエスト・サイド物語」は、翌年トニー賞2部門に輝いた。61年には映画化され、アカデミー賞で作品賞含む10部門を受賞。日本では511日間にわたるロングラン上映となった。
「ウエスト・サイド・ストーリー」は、12月10日に全国公開。

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