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「原爆の父」描くクリストファー・ノーラン監督新作、ユニバーサルが獲得

2021年9月16日 12:00

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米ユニバーサルが争奪戦を制す
米ユニバーサルが争奪戦を制す
Photo by Rachel Murray/Getty Images for Kodak Photo by Hulton Archive/Getty Images

TENET テネット」のクリストファー・ノーラン監督による次回作の製作、配給権を、米ユニバーサル・ピクチャーズが獲得したことが明らかになった。米Deadlineが報じたもので、新作は「原爆の父」と呼ばれた米物理学者ロバート・オッペンハイマーを主人公に描く。

ロスアラモス国立研究所の初代所長となったオッペンハイマーは、第2次世界大戦中にマンハッタン計画を指揮して世界で初めて原子爆弾の開発に成功。原爆は広島、長崎に投下されて何万人もの命が犠牲になり、第2次世界大戦は終結した。新作は、ノーラン監督が自身の脚本をもとにメガホンをとる。2022年初めにクランクインの予定で、ノーラン監督はエマ・トーマスとともにプロデュースも務める。

ダークナイト」3部作、「インセプション」「ダンケルク」「TENET テネット」と、ノーラン監督の近年の作品はすべて米ワーナー・ブラザースが製作、配給を手がけてきた。しかし、コロナ禍によりワーナーが21年の全作品を劇場公開と同時に傘下のストリーミングサービスHBO Maxで配信すると独断で発表し、ノーラン監督をはじめとする映画作家、映画館関係者たちが怒りの声明を発表していた。今回の新作に関しては複数のスタジオが挙手し、ノーラン監督の最終候補にはユニバーサルのほかMGM、ソニーが残っていたという。

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