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“思いやりの嘘”から始まるミュージカル映画「ディア・エヴァン・ハンセン」 日本版ポスター披露

2021年9月15日 18:00

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第46回トロント国際映画祭のオープニング作品として上映
第46回トロント国際映画祭のオープニング作品として上映
(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

ラ・ラ・ランド」「グレイテスト・ショーマン」の製作陣が、トニー賞、グラミー賞、エミー賞で受賞を重ねた傑作ミュージカルを映画化する「ディア・エヴァン・ハンセン」の日本版ポスターが公開された。同作は9月18日(現地時間)まで開催中の第46回トロント国際映画祭のオープニング作品として上映され、メガホンをとったスティーブン・チョボスキー監督(「ウォールフラワー」「ワンダー 君は太陽」)のコメントも披露された。

本作のもととなったブロードウェイの人気ミュージカルは、第71回トニー賞で6部門(作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞、楽曲賞、編曲賞)を制覇し、第60回グラミー賞(最優秀ミュージカルアルバム賞)、第45回エミー賞(デイタイム・クリエイティブ・アーツ・エミー賞)を獲得。映画化にあたり、ミュージカル版と同じくベン・プラットが主演を務め、ケイトリン・デバージュリアン・ムーアエイミー・アダムスが共演した。

エヴァン・ハンセン(プラット)は学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいる孤独な青年。ある日、自分宛に書いた「Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)」から始まる手紙を、同級生のコナーに持ち去られてしまう。後日、校長から呼び出されたエヴァンは、コナーが自ら命を絶ったことを知る。悲しみに暮れるコナーの両親は手紙を見つけ、息子とエヴァンが親友だったと思いこみ、彼らをこれ以上苦しめたくないエヴァンは、思わず話を合わせてしまう。“思いやりの嘘”がSNSを通じて世界中に広がり、次々と共感を呼んだことで、彼の人生は大きく動き出す。

日本版ポスターは、エヴァンの人生を大きく変える、コナーの追悼式でのスピーチの場面と、空を見上げるエヴァンの横顔を切り取ったもの。葛藤や不安を抱えながらも、未来へ進んでいく希望を感じさせる仕上がりだ。

画像2(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

第46回トロント国際映画祭で9月9日(現地時間)に行われたレッドカーペットには、プラットをはじめ、エヴァンの母ハイディ役のムーア、同級生アラナ役のアマンドラ・ステンバーグ、同じく同級生ジャレッド役のニック・ドダーニ、コナー役のコルトン・ライアン、コナーの父親ラリー役のダニー・ピノ、チョボスキー監督が登場。プラットはルイ・ヴィトンのスーツ、ムーアはセリーヌのドレス、ステンバーグはスタイリッシュなグッチのドレスをまとい、華々しくレッドカーペットを飾った。

チョボスキー監督にとって、初のスタジオ作品「ウォールフラワー」が上映されたトロント国際映画祭は特別な存在。上映を終え、「家に帰ってきたような気分です。無事に映画祭が開催されるかさえわからない状況でしたが、私たちはただ、最初の数百人の観客に(劇場で)見てもらえることを目指しました。(無事に上映できたことに)いまでも興奮していますし、(映画祭を)こうして実施できたのは驚くべきことです」と喜びをあらわにした。

ディア・エヴァン・ハンセン」は、11月26日から全国公開。

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