松坂桃李、役所広司から主演受け継いだ「孤狼の血2」に自信「最高のエンタメできた」
2021年8月21日 19:00

18年「孤狼の血」で役所広司が演じた刑事・大上の遺志を受け継いだ日岡を主人公として3年後を描く、映画オリジナルの続編。松坂は、「1が公開されて間もなく続編をやりますという話を聞き、僕が役所さんの立ち位置かと思うと圧倒的な不安しかなかった」と苦笑交じりに振り返った。

それでも、「実際の時間も3年あったので、狼に育てられた犬と自分の中で日岡をイメージしながら台本を読み、少しずつ構築していった」と説明。そして、「強烈な方々が嵐のように入ってきて、巻き込まれていく中で心強いスタッフ、キャストといけるところまでいこうと撮影初日に思いました」と胸を張った。

日岡と対じするやくざ・上林役で参戦した鈴木は「1回目の緊急事態宣言で決まっていた仕事がなくなり、残った台本が『孤狼の血 LEVEL2』だった。半年間、上林のことをずっと考え、リサーチしていた」という。その上で、「上林から世界を見ると、周りが外道で自分が唯一マジメに生きている。そういうところに戦りつしてもらえると思う」と自信の笑みを浮かべた。

特に2人が初めて会うシーンは、松坂が「個人的に大好きで、作品においても肝になると思っていた。目線のやり取りで、セリフは多くないのにとても会話をしたような気持ちになった」と満足げ。鈴木も、「成立させるには少しの気の緩みもあってはいけない、思い出深いシーン」と同調した。白石監督は、「2人とも並々ならぬ思いで、テストから静かにバチバチしていて僕も間に入れなかった」と納得の表情だ。

東京などが緊急事態宣言下にある中での公開で、この日も1席空けでの集客となったが、白石監督は「撮影できる喜びを感じ、エンタメをちゃんと届けなければと思った。人のエネルギーのある元気が出る映画になった。心残りは(ロケ地の)呉に行けていないこと。動員100万人を達成したら皆で凱旋したい」と期待。松坂も、「最高のエンタメ作品ができたと思っている。エネルギーにあふれた作品になっているので、ぜひエンドロールの最後まで受け取ってほしい」とアピールした。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー