少女がたったひとりで始めたストライキが世界に広がる! 環境活動家グレタ・トゥーンベリのドキュメンタリー予告編
2021年8月20日 08:00

若き環境活動家グレタ・トゥーンベリの素顔に迫ったドキュメンタリー「グレタ ひとりぼっちの挑戦」の予告編、メインビジュアル、場面写真が公開された。
2019年のフォーブス誌で“世界で最も影響力のある女性”に選出、同年のタイム誌でも“今年の人”として紹介されたトゥーンベリが気候問題に関する専門的知識と揺るぎない覚悟を持ち、国連総長アントニオ・グテーレスやフランスのエマニュエル・マクロン大統領、ローマ教皇といった世界のリーダーらと議論を重ねていくさまを捉えた。また、世界から注目を集める1年以上前からトゥーンベリに密着し、犬や馬と戯れるリラックスした姿のほか、アスペルガーの症状について冷静に自己分析する姿、重圧と向き合い葛藤する姿、彼女の様々な行動を支える家族の姿も映し出す。
2018年8月、気候変動に対する政府の無関心に抗議するため、15歳のトゥーンベリはたったひとりでストックホルムにある国会議事堂前に座り込み、学校ストライキを始めた。自作の看板を掲げ、リーフレットを配りながら通行人の質問にも丁寧に答える。毎週金曜日に行っていたこの行動は「Fridays For Future(未来のための金曜日)」と名付けられ、世界中の若者たちにも次第に浸透。たったひとりで始めたストライキは、数カ月間のうちに国内外へ広がる一大ムーブメントになっていった。その後、19年に米ニューヨーク国連本部で開かれた気候行動サミットで涙ながらに強く訴えたスピーチで、トゥーンベリはさらに世界的な注目を浴びる存在となっていく。
予告編は、いつも仲間はずれで孤独だった少女グレタが地球の危機を憂い、たったひとりでストライキする姿が映し出される場面から始まる。父親は心配しながらも、そんなグレタの意思を応援。当時15歳のグレタは、聞く耳を持たない大人たちに向かって、必死で訴えていく。その強い口調と怒りに満ち溢れた表情から、反感や偏見を持たれることもあった。しかし、素顔の彼女はひとりの内気で繊細な少女であり、発するメッセージもとてもシンプルなものだった。「グレタ ひとりぼっちの挑戦」は、10月22日に公開。
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