佐藤健、役者目指したきっかけは「TRICK」 阿部寛と11年ぶり共演に感慨
2021年8月16日 16:00

瀬々敬久監督が中山七里氏の小説を映画化した「護られなかった者たちへ」の完成披露試写会が8月15日、都内で行われ、佐藤健、阿部寛、清原果耶、緒形直人、吉岡秀隆、倍賞美津子、瀬々監督が登壇した。
本作は、東日本大震災から10年目の仙台で起きた不可解な連続殺人事件を軸に、その裏に隠された切なくも衝撃の真実を描く。
連続殺人事件の容疑者として追われる主人公・利根泰久を演じた佐藤は、「東日本大震災がどれほどの被害と悲しみを我々にもたらしたかは、日本だけではなく世界中の人々が知るものかと思います。実際は震災そのものだけでなく、そこから様々な問題が波及していて、今回はそのうちの生活保護に焦点を当てて撮影をしました」と本作を紹介し、「初めて原作を読んだ時に様々なことを教えられました。今の日本に投げかける、意義のある作品になったと思います」と手ごたえをにじませる。

利根を追う宮城県警刑事・笘篠誠一郎を演じた阿部とは、「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」以来11 年ぶりの共演となり、当時との変化を聞かれた佐藤は「阿部さんは、“阿部さん”ですね(笑)。11年前に初めてお会いした時から”阿部さん“でした。『TRICK』が好きすぎて、それがきっかけで役者になりたいと思ったくらいの作品なんですね。堤監督に直談判して、その『TRICK』でご一緒させていただいて、阿部さんがその作品で演じられていたのを今でも鮮明に覚えています。そんな阿部さんと、この作品でさらに深まった役でご一緒できて非常に嬉しいです」と感慨深げ。

阿部も「11年間、佐藤さんの色々な作品を見ていたので、現場に入った時に集中力、責任感もあって、刑事役だったので、佐藤さんに委ねてやっていて、非常に集中力のある素晴らしい役者さんだなと思いました」と話した。

瀬々監督は、撮影地となった宮城の人々の協力に感謝し、「難しい内容に思われますが、エンタテインメントでもありますし、フィクションの面白さもあります」と見どころを語る。最後に、佐藤は「大切な人がいるということ、そんな日常の幸せに感謝しながら、皆でより良い国に、より良い生活を目指して、その為にどうするべきか共に考えながら、そんなことを思うきっかけとなる映画になってるんじゃないかなと思っております」と願いを込め、「たくさんの方に観て頂きたいと思っております。みなさんのお力を貸していただけたら嬉しいです」と呼びかけた。
「護られなかった者たちへ」は、10月1日に公開。
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