知らぬ存ぜぬは許しません！「ゆきゆきて、神軍」リマスターBD限定版「大神軍BOX」12月3日発売

ドキュメンタリー映画監督の原一男がカメラを向けたのは、神戸市で妻とバッテリー商を営む奥崎謙三。彼は、自らを「神軍平等兵」と名乗り、「神軍」の旗たなびく車に乗って日本列島を疾駆していた。ある日、自身がかつて所属していた独立工兵第36連隊で、終戦後23日も経ってから敵前逃亡の罪で2人の兵士が処刑されていたことを知った奥崎は、その遺族らとともに真相究明に乗り出す。時には暴力も辞さない奥崎の執拗な追及により、元兵士たちの口から事件の驚くべき真実と戦争の実態が明かされていく。

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デジタルリマスター版は、オリジナル・ネガフィルムから制作されたもの。映像特典は、一部映画館での限定上映のみだった作品「亜人間 奥崎謙三（約30分）などを収録。封入特典は「殺人論 国家・権力者・法律の犠牲者に捧げる殺人犯の贈物」（著：奥崎謙三／非売品の復刻版。奥崎が自らの思想、行動原理を著し、失われたニューギニア巡礼のフィルムの顛末も記している）、特別編集ブックレット（カラー／24ページ予定。映画撮影のオファー時、奥崎が心情を記述した日記（抜粋）や、奥崎がキネマ旬報に寄稿した「『ゆきゆきて、神軍』を観た主人公の感想」全文などを掲載）となっている。

同作を上映する企画「夏の神軍祭り」では、会場予約を実施（アップリンク吉祥寺：8月13～26日、アップリンク京都：9月3～9日）。「夏の神軍祭り」のみの予約特典として「グアムの密林に生存する？ 日本兵に告ぐ！」（著：奥崎謙三。終戦を知らない元日本兵に向け、グアムの密林の木々に結わえ付けた希少な小冊子。全16P。数量限定）が付く。

「ゆきゆきて、神軍」デジタルリマスター版のBlu-ray特別限定版「大神軍BOX」は、12月3日発売。価格は、9800円（税抜き）。通常版のBlu-ray（5800円：税抜き）、DVD（3800円：税抜き）も同時発売。